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ログハウスの解体は難しい? 費用と工事方法のポイント

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 丸太を組んで造っているログハウスは、その風合いを好んでセカンドハウスや別荘として利用している方もたくさんいらっしゃることでしょう。一方で、ライフスタイルの変化に伴って処分を検討する人もいらっしゃいます。
 ログハウスの処分方法として解体がありますが、こちらは一般的な家屋と異なる点があり、費用も変わってきます。
 今回は、そういったログハウスの解体処分や構造の特徴、一般的な家屋との違いから生じる費用の違い、流れなどを説明します。

 マトイは東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事やリフォーム工事を手掛けている会社です。解体工事では大型のビルや一般家屋、そして今回のテーマに挙げたログハウスなどの解体工事にも対応しています。ご所有の建物の解体をご検討の際は、どうぞお気軽にお声掛けください。
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ログハウス解体の特徴

 ログハウスを解体する場合、一般の家屋を解体するときよりも費用が高くなる傾向にあります。それは、ログハウスに使用している建材や構造の特徴によります。

ログハウスの構造とその特徴

 ログハウスと一般的な家屋とは、構造に違いがあります。
 ログハウスは丸太を水平に積み上げて壁を構成する「ログウォール構造」と呼ばれるものです。一般的な木造家屋が柱・梁・筋交いで骨組みを作る「在来工法」と異なり、丸太そのものが構造体となって建物を支えています。
 ログハウスの特徴は次のとおりです。

・丸太が壁と構造体を兼ねる
 使用する1本1本の丸太を重ねることで壁を作っているため、丸太を外すこと=壁を壊す=構造を壊す、ということになります。解体する際は、丸太の組み方を十分に理解して順序を間違わないように作業をすることが大切です。

・1本当たりの丸太が非常に重い
 ログハウスを構成する丸太は非常に重く、重機の使い方や吊り作業を行う際の安全管理がより重要になります。

・ノッチ(継ぎ手)構造が用いられている
 丸太同士はただ積み重ねるだけでなく、しっかり噛み合わせることが大切です。
 そのため、丸太の端部に「ノッチ」と呼ばれる加工を施して丸太同士をしっかり噛み合わせながら組み立てています。これによって丸太同士が強固に噛み合っているため、簡単に引き剥がせず、解体に手間がかかります。

・ログ材の再利用が可能
 材料の多くが丸太であるため、状態が良ければログ材を再利用したり、販売したりできます。それによって廃材処分費用が抑えられる可能性があります。

一般的な木造住宅との違い

 一般的な木造住宅は柱と梁で建物を支える在来工法(正式名称:木造軸組工法)と呼ばれる工法で作られています。これは間取りの自由度が高く、リフォームしやすいのが最大の特徴といえます。
 構造面では、一般的な家屋とログハウスに次のような違いがあります。

【構造体】
ログハウス:丸太そのものが壁兼構造体となっている
一般木造住宅:柱・梁・筋交いで骨組みを作る

【壁の役割】
ログハウス:壁が構造体となっている
一般木造住宅:壁は構造体ではない

【解体時の注意点】
ログハウス:壁を壊すと建物が一気に不安定になる
一般木造住宅:壁を剥がしても骨組みが残るため、段階的に解体しやすい

ログハウス解体の費用相場

 ログハウスを解体するための費用の相場は、一般木造住宅の解体と同じように基本となる坪単価に、ログハウスの延べ床面積を乗じたものがログハウス本体の解体費用の相場になります。

 ログハウスは構造上の特徴から、解体費用や解体の流れなどが一般的な家屋解体と異なります。しかし、解体工事という点では、費用を抑えて工事進行を円滑にするための共通ポイントがあります。こちらのコラムでその点を説明していますので、お読みください。

ログハウスの解体は難しい? 費用と工事方法のポイント

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坪単価の目安

 ログハウスの解体費用の相場を割り出すための坪単価は、7万円~と考えておくとよいでしょう。
 しかし、これは延べ床面積が同じであっても平屋であるか、二階建てであるかによって変わってきます。また丸太の太さや、丸太と丸太を組み合わせるノッチがどのような構造になっているか、などによって変わります。

ログハウスの解体費用が高くなる理由

 最初に少し触れたように、ログハウスの解体費用は一般的な木造住宅の解体費用よりも高くなりがちです。その要因として次のようなことが挙げられます。

・丸太(ログ材)が重く、切断や搬出に手間がかかる
・重機の稼働時間が長くなる
・丸太を組み合わせる部分のノッチ構造が複雑で、分解するのに技術を要する
・丸太の再利用を希望する場合、手作業が増え、工期が延びる
・廃材の量が多く、分別も複雑になり、処分費が上昇しやすい

費用を左右する要因

 さらに解体費用を左右するものとして、次の要因があります。

・立地条件:山間部や別荘地は解体費用が高くなりがち
・ログの種類:丸太同士の組み合わせ部分の加工が、どのような種類になっているか
・木材再利用の希望の有無
・丸太の腐食の有無:腐敗が進んでいると、解体作業の振動を受けて崩れやすくなり、安全確保のための作業が増える

追加費用の可能性

 ログハウスは構造が特殊であることから、追加費用の割合が高くなる傾向にあります。
 坪単価によって割り出される費用は、建物本体の解体費用です。そのほかに処分費、重機費、人件費、付帯工事費、アスベスト事前調査費、基礎撤去などが加わります。その額はそれぞれ解体するログハウスによって異なりますが、本体工事費用の20%~、50万円~かかるとみておくといいでしょう。
 とくにログハウスの場合は、廃棄物の処分費やウッドデッキや薪棚、カーポートなどの付帯物の撤去費用がかさむ傾向がみられます。

 追加工事やそれに伴う追加費用はできれば避けたいものです。こちらのコラムでは、追加工事や追加費用としてどのようなものがあるか、その発生を回避するための事前策などを説明しています。どうぞ参考にしてください。

ログハウスの解体は難しい? 費用と工事方法のポイント

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解体工事で追加費用を発生させないためにできること

ログハウスの解体費用を抑えるためのポイント

 高額になりやすいログハウスの解体費用ですが、次に挙げる工夫によって抑えることができます。

・相見積りを取る
 解体費用については、業界内で共通の定価のようなものはありません。地域や業者によって坪単価や損料などは異なります。
 そのため、複数の解体業者から見積りを取る相見積りをすることで、費用やサービス内容、業者の対応の良し悪しなどを比較検討できます。
そのうえで精査し、納得できる業者を選ぶことが重要です。

・運搬距離が短い業者を選ぶ
 運搬距離には、業者が所有する重機や工事車両の保管場所から現場の距離、現場から廃棄物処理施設までの距離などがあります。これらの距離が短い方が、処理費用や重機回送費などがその分、安く済みます。

・再利用可能な状態の丸太を買い取ってもらう
 見積り段階で、丸太の買い取りが可能か、また建物の丸太が再利用可能な状態であるか否かの確認も含めて業者に確認してください。
 買い取りが可能な業者であれば、買い取り価格分の負担が減ります。

・不用品は自分たちで処分する
 解体工事をする場合、家のなかには家具や家電、そして多くの生活用具など不要になったものがたくさんあります。これらをそのままにして解体工事に着工すると、最終的に廃棄物が増加して廃棄物の処分費用がかさみます。
 もっともよい対策は、着工前までに自分たちで地域のゴミ収集や粗大ごみ回収などを利用して家のなかの不用品を自分たちで処分することです。
 自分たちだけで処分するのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼することも可能です。事前に処分しておくことで、業者に依頼する手間や費用を削減できます。ただし、処分には自治体のルールがあるため、事前に確認が必要です。

・自治体の補助金や助成金制度を利用する
 空き家や老朽化が激しく周辺の環境に危険を及ぼす家屋などの解体に、補助金や助成金を支給する制度を設けている自治体は多くあります。
 この制度を活用することで、解体費用を大きく抑えることが可能です。解体工事の検討をはじめた早期の段階から補助金制度などに関する情報を確認してください。申請要件や締め切りについては自治体によって異なるため、着工前から準備を始めて申請することが大切です。
 ぜひ積極的に活用することをおすすめします。

・解体時期を調整する
 予算をはじめ、業者と相談することはいろいろありますが、その1つに解体の時期があります。
 解体業界では梅雨の時期や冬季が閑散期になる傾向があります。この時期に解体工事を依頼することで、費用の交渉がしやすくなります。ただしこの時期は天候に左右されて工期に影響を受ける可能性があり、余裕を持った工期設定を含めて業者と十分に相談して決めてください。

 解体費用は「建物の解体をするか、どうしようか…」と考えを進めるうえで大きな判断要素になります。それを具体的な行動として一歩進めるためには、解体業者の見積りを取ってみることが一番です。
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ログハウス解体の工事方法

 一般的な木造家屋は、最初に外壁や内壁を剥がして骨組みを露出させた後、上部から解体を進めます。一方、ログハウスは一般的な木造家屋とは異なります。

ログハウス解体の作業上の特徴

 ログハウスは一言で表現すると、「丸太の塊」といえます。丸太を重ねて造るので、丸太そのものが壁になり、ノッチで噛み合いながら固く固定されています。このことから解体では、次の点が大きな特徴であるとともに、課題となります。

・丸太を組み合わせた構造のため、段階的に外していく
・丸太が組まれている順番に解体する。流れに逆らうと崩落する可能性がある
・丸太は重いため、落下したときのリスクが高い
・バルコニーやウッドデッキなどの付帯物が多く、先に撤去する
・屋根と壁が一体化していることが多く、屋根撤去に手間がかかる
・重い丸太を支えるため、基礎が厚く、深く、鉄筋量が多いため、重機作業が長くなる
・重い丸太が主となる廃材の分別量が多く重労働となる

ログハウス解体の流れとポイント

 上記のような特徴を踏まえて、ログハウスの解体では重機を使用した吊り作業が多くなります。そのため作業に熟練した作業員とともに、その安全を守るための管理体制を整える必要があります。そして、その環境下で丸太の組み方を理解しながら、上から順にノッチ部分を分解しながら丸太を外していきます。
 具体的な解体の流れは次のとおりです。

■ステップ1 事前調査と準備:建物の構造や劣化状況、丸太の組み方(ノッチ)を確認
 事前調査ではおもに次のことを調べます。
・ノッチの種類
・丸太の太さと本数
・瓦やガルバリウムなど、使用している屋根材
・デッキや薪小屋などの付帯物
・アスベストの事前調査

■ステップ2 ライフラインの停止や近隣への挨拶
・電気、ガス、水道、通信設備などの停止や撤去
・必要に応じて道路使用許可取得
・近隣への挨拶回り

■ステップ3 足場や養生シートの設置
 重たい丸太を扱う際の落下リスクが高いことから、しっかりした足場を設置し、より安全性を高めます。

■ステップ4 外部付帯物の撤去
 本体となるログハウスの解体に着手する前に、外部の付帯物を先に撤去します。付帯物も木材で、量が多い傾向にあるため、分別を丁寧に行います。

■ステップ5 屋根材の撤去
 ログハウスでは、屋根の下地も丸太と一体化していることが多く、一般の木造家屋の屋根材よりも手間がかかります。そして屋根材の種類によって撤去方法を変えて撤去します。
・瓦の場合➡手作業で撤去
・ガルバリウムの場合➡インパクトドライバーと呼ばれる電動工具を使って剥がす
・アスファルトシングル➡剥離作業が必要

■ステップ6 丸太の解体
 ログハウスの場合、一般的な木造家屋のような重機解体ができません。この点が、ログハウス解体のもっとも特徴的な点です。
・上部から1段ずつ丸太を外していく
・作業はノッチの噛み合わせを確認しながら慎重に進める
・丸太は非常に重いため、重機と人力を併用して進めることが基本
・丸太は転がる危険があるため、その落下方向を管理しながら作業

■ステップ7 内部材の撤去
 ログハウスは断熱材や内部材、サッシや建具といった内部材が、比較的少ない傾向にあります。

■ステップ8 基礎の解体
 重機で破砕しながら進めていきます。
 ログハウスは重たい丸太を多く使用しているため、基礎は厚く頑丈に作られています。その分、一般の木造家屋の基礎よりも時間を要します。

■ステップ9 敷地の整地と仕上げ
 地面を平らにして、砕石を敷くなどして整地を行い仕上げます。なお、解体後に何らかの使用予定がある場合は、事前に業者と話し合って、それに合わせた整地を行います。
・丸太の分解と切断
 重なり合っている丸太のノッチ部分を外して、丸太を1段ずつ取り外し、重機で吊りながら安全に降ろします。このとき、丸太が外れた瞬間に転がらないようワイヤーで保持しながら重機で受け止めます。
 また丸太の切断は、分解だけでは外せない場合や、搬出の都合で切断が必要な場合に丸太を切断します。

 こちらのコラムでは、一般的な解体工事の流れについて説明しています。ログハウスの解体工事にも共通する点もありますので、併せてお読みください。

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ログハウス解体の業者選びのポイント

 ここまで説明してきたように、ログハウスの解体は一般的な木造家屋とは構造や作業手順が大きく変わります。そのため、解体業者選びには次のような点を考慮すると良いでしょう。

・ログハウス解体の実績がある
 丸太の分解や重量管理、ノッチ構造の扱いに慣れている業者の方が作業が円滑です。

・重機と人力作業のバランスを理解している
 重たく、転がりやすい丸太を、重機と人力によって解体作業を進めます。そのため、丸太の吊り下げ作業や落下の予測などを基本とした、安全管理の知識が必要です。

・付帯物の撤去や基礎の強度に詳しい
 基礎が強固なログハウスの解体では、経験値が必要になってきます。

・見積りが明確で、追加費用の説明が丁寧
 ログハウスの解体は、丸太の状態や付帯物の量などによって費用が変わります。その根拠や解体方法などについて、わかりやすく丁寧に説明してくれる業者が安心です。

・近隣への対応や養生計画をしっかり提示してくれる
 ログハウスは丸太の落下リスクがあり、周辺に対する安全対策がより求められます。そのため、一般木造よりも丁寧な養生と確実な作業、安全対策をしっかり行うことを確認します。

 解体工事を具体的に検討する際、「どうやって業者を探したらいい?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。こちらのコラムでは、業者を選ぶポイントについて説明していますので、こちらも参考にしてください。

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まとめ

 ログハウスの構造が特殊であること、そのために解体工事では一般的な木造家屋よりも手間がかかること、そして解体費用なども割高になることについて説明してきました。
 施主の立場となる方々にとっては、費用が高くなることはできれば避けたいことでしょう。しかし、ログハウスの特徴や費用の根拠を理解することで、納得できることと思います。そして今回説明したことをご理解いただくことは、よりよい解体業者を選ぶために役立ちます。
 マトイでは東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事やリフォーム工事に対応しています。一般的な木造家屋はもちろん、ビルや今回取り上げたログハウス、そして特殊な建物やさまざまな条件を抱えている建物の解体工事などにも、十分にお話を伺ったうえでベストな工事計画をご提案しています。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
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