ゴミ屋敷の解体はどう進む? 少しでも安くするための片付けと工事のポイント
かいたいコラム
※弊社コラムに記載の価格は執筆当時のものであり、現在の価格とは異なる場合があります。
このところ「ゴミ屋敷」という言葉をよく耳にします。マスコミの情報はもちろん、身近にそのような状態を見る機会もあることでしょう。
総務省の調査(令和2~6年度)によると全国で40%弱の市区町村にゴミ屋敷が存在しています。ゴミ屋敷は空き家問題と並ぶ身近な社会的問題といえます。
そこで今回はゴミ屋敷をテーマに、知っておきたいゴミ屋敷による環境への影響や解体の特徴、工程、費用負担の特徴などについて説明します。
マトイで東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事やリフォーム工事、およびそれらに付随する作業のご相談やお手伝いを行っています。
解体に伴う「こんな問題、どうしたらいい?」といったことも含め、ネットワークをフルに活用して皆様のご希望に応じたご提案をさせていただきます。
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「ゴミ屋敷」とは? そのまま解体できる?
「ゴミ屋敷」とは普段でも「あなたの部屋はまるでゴミ屋敷」といったように例えとして使うことがあります。
しかし、社会的な問題として挙がる「ゴミ屋敷」とはどんなものでしょうか? そしてそれを解体する場合は、一般的な解体と同じように扱っていいものでしょうか?
ゴミ屋敷の定義
もともとゴミ屋敷に対する定義は法令において存在しません。しかし、実態としては存在していることから、総務省がゴミ屋敷対策に関する調査(令和6年8月)を行う際に、次のように定義しました。
「建築物(現に居住の用に供されているものに限る。)及びその敷地又は集合住宅における戸別専有部分若しくはベランダや共有部分に、物品が堆積又は放置されることに起因して、悪臭、ねずみ・害虫の発生、火災や地震時のごみの崩落のおそれ、ごみのはみ出しによる通行上の支障、家屋の倒壊など周辺住民や居住者本人の生活環境が損なわれているもの」
敷地内や共有部分にゴミ等が堆積していることで、悪臭や害虫・害獣の発生や火災などの発生リスクがあり、周辺を含めた安全な生活環境を脅かしていることが、ゴミ屋敷といえます。
ゴミ屋敷はそのまま解体できるのか
見出しにあるようにゴミ屋敷になった家屋は、そのまま解体できるでしょうか?
結論を先にいうと、そのままでは解体できません。建物の解体の前に、片付けることが必要です。
そのまま解体できない主な理由は
ゴミ屋敷の解体は、堆積しているゴミによって重機が入れないことや、堆積したもののなかに危険物が入っている可能性がありむやみに作業を進めることで、爆発や発火の危険性があります。そのため、一気に解体はできません。
また、現在は「分別解体」といってリサイクルの推進と環境保護の点から、建材を品目ごとに分別しながら解体します。ゴミ屋敷の解体においても同様で、そこに詰まっているものも分別する必要があります。
ゴミ屋敷の解体は「分別」と「解体」の二部構成
ゴミ屋敷の解体は、安全と環境への配慮から、「分別」と「解体」を分けて行う二部構成で行います。
通常の解体と異なる点
ゴミの分別と片付け、そして建物の解体を完全に分けて考える必要があります。この点は、一般的な家屋の解体と大きく異なる点です。
通常の解体は、建物や敷地内のゴミや不用品などは施主や施主の依頼を受けた不用品回収業者などが撤去し、残置物がない、もしくは少ない状態で始まります。
しかし、ゴミ屋敷の場合は室内や敷地内に大量のゴミや不用品が堆積しています。そのなかには重要書類や危険物などが混在しているかもしれません。はじめにそれらを片付けて正しく分別して解体を始めます。
分別はおもに次の内容を現場の状況に応じて行います。
・可燃物、不燃物、資源、危険物などを仕分ける
・家電リサイクル対象品を取り外す
・腐敗物や汚物は処理
・生活ゴミ(一般廃棄物)と残置物(家具、家電、趣味用品、貴重品など)を区別
分別作業は解体とは別の専門領域
分別作業は一般的に解体業者とは別の業者が行います。
ゴミ屋敷内にあるのは、住人にとって必要なもの・不要なもののほかに、廃棄物といった点からみると、可燃物、不燃物、資源、危険物、家電リサイクル品、粗大ゴミ、汚物等が混ざり合っている状態です。
これらを処理するには、適切に分類し、各種の廃棄方法の根拠となる法律に則って進める必要があります。
大量のゴミを片付けるだけでなく、法律上の区分や処理ルート、それに必要な許可などが厳密に決まっています。誤ると、違法処理、高額請求、行政指導、罰則に繋がりかねません。
そのため、専門業者として次の条件を備えている業者に依頼する必要があります。
・廃棄物処理法に基づいた廃棄物の正しい仕分け知識をもっている
・危険物や腐敗物への対応も行える
・状況に応じた室内清掃、消臭作業、害虫対策ができる
「分別」と「解体」は費用の構造が異なる
ゴミ屋敷の解体費用は一般的な解体費用より高くなる傾向にあります。それは建物および敷地内にある大量の廃棄物の「分別」と、建物の「解体」が別立てで発生するためです。そのため、通常の家屋解体のように、解体費用だけで全体の費用の目安を立てることができません。
「分別」と「解体」は次のように、費用の内容が異なる構造になっています。
〇分別の費用を構成するおもな項目
人件費、仕分け費、運搬費、廃棄物処理費
とくに分別にかかる費用は、廃棄物の「量 × 種類 × 状態(腐敗や汚染の有無や程度)」で費用が大きく変動します。
〇解体の費用を構成するおもな項目
重機および重機回送費、人件費、建材の撤去、産廃処理費
工程・スケジュールが完全に別
また作業工程やスケジュールも、分別と解体は完全に独立しています。
〇建物および敷地内の分別および片付け
所要期間は数日~数週間程度
片付ける不用品等の量や状態によって大きく変動します。
〇解体工事
所要期間は1~2週間程度
建物の構造や状態、周辺環境によって変動しますが、解体にかかる日数は一般的な解体と大きな違いはありません。ただし、分別が終わらないと解体作業には入れず、全体の工期は分別の難易度に左右されるといえます。
業者が異なるケースが多い
ゴミ屋敷の解体は分別と解体の二部構造になっているため、次のようにそれぞれの業務を担う業者が異なります。
〇分別:不用品回収、特殊清掃、廃棄物仕分け等を行う専門業者
〇解体:建物の撤去や重機作業を行う解体業者
多くの場合は、それぞれの専門性の違いから分業となっています。
マトイでは東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県での解体工事やリフォーム工事をお請けしています。ゴミ屋敷の解体も、各業務の違いから分別と解体では担当者は異なるものの、一貫した安全確保および近隣の皆様への配慮を含めて、丁寧に作業を進めています。
「あの家をどうしよう……」とお悩みの皆様、まずはお気軽にご相談ください。
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ゴミ屋敷の解体に向けた分別作業とその費用
分別作業はゴミ屋敷解体の最大のポイントです。分別を正しく行いながら、危険物を除去し、貴重品等を引き渡し、近隣への配慮も行い安全に作業を進めていきます。
分別作業で仕分ける主な項目
分別作業では建物内にあるものを次の項目に正しく仕分けていきます。
・可燃ゴミ:紙類、布類、食品残渣など
・不燃ごみ:金属、ガラス、陶器など
・資源ごみ:ペットボトル、缶、瓶、古紙など
・粗大ゴミ:家具、家電、寝具など
・危険物:スプレー缶、ライター、電池、薬品など
・家電リサイクル対象品:テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン
・個人情報を含むもの:書類、写真、通帳など
・腐敗物や汚物など:必要に応じて特殊清掃を実施
廃棄物を正しく処理することは、分別作業や解体作業において基本作業です。こちらのコラムでも家屋解体時の廃棄物の正しい処理方法や処理費用を安くするためのポイントを紹介しています。併せてお読みください。
分別作業の流れ
分別作業に当たっては事前の現地調査を行ったうえで、分別および袋詰め➡搬出・積み込み➡処分場での処理と進めていきます。
分別前の現地調査
実際の分別作業に入る前に、おもに以下に挙げる現地の状況を確認します。これは、分別作業の計画と見積りの基礎となる大切な工程です。
・量の把握:部屋数、各場所の床の見え方と堆積しているゴミの高さ
・種類の確認:可燃物、不燃物、危険物、家電などの割合
・搬出経路:階段の有無や幅、エレベーター有無、トラックの駐車位置
・作業員の必要人数:作業規模に応じて2~10名以上になることも
分別と袋詰め
現地調査の結果をもとに立てた計画に沿って、種類ごとに仕分けしたものを袋やコンテナに詰めていきます。この際、次の点に留意して進めていきます。
・危険物は一般ゴミと別にして、専用ルートで処理
・家電リサイクル対象品はその種類や数に応じて、別途回収手続きが必要
・個人情報を含むものは、できるだけ依頼者立ち会いで確認
搬出と積み込み
種類ごとに分別してまとめたものを屋外へ搬出します。
・階段や狭い通路、高層階など、その環境によって追加人員や時間が必要なことがある
・トラックへ積み込み、処分場へ運搬
処分場での処理
積み込んだものは各種類に応じて処分することになりますが、分別の精度が費用に影響してきます。
・種類ごとに処分費が発生
・量が多いほど処分費が増える
・危険物や特殊廃棄物は別途料金になることが多い
分別作業の費用内訳と相場
ゴミ屋敷の分別作業にかかる費用は、一般的に「人件費」、「処分費」、「家電リサイクル料金」、「危険物・特殊清掃の追加費用」、「搬出環境による追加費用」からなります。
人件費
人件費は費用のなかでもっとも大きな割合を占め、「作業員数×作業日数」で計算します。
・作業員1人当たりの単価:2万円~
・ゴミの量や間取り、搬出経路等によって作業員が2~10名以上になることがある
処分費
ゴミの量に応じて発生し、「㎥単位」もしくは「トラック台数」で計算します。
・1㎥あたり1万円~
・トラック1台(2t)で約4~6㎥の廃棄物の運搬が可能
・処分費 =(トラックに積んだ㎥数)×(1㎥あたりの単価)
・混合廃棄物は処分費用が高くなるため、現場での分別精度が処分費用に大きく影響
家電リサイクル料金
家電のなかでもテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは家電リサイクル法の対象としてリサイクルが義務となっています。リサイクルには以下のリサイクル料金とともに、別途、収集運搬費用が必要です。
【リサイクル料金の目安】
| 冷蔵庫 | 3,740円~ |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~ |
| テレビ | 1,320円~ |
| エアコン | 550円~ |
危険物や特殊清掃の追加費用
スプレー缶や薬品、電池、医療廃棄物等は危険物として専用ルートでの処理が必要です。また、腐敗物や害虫の発生、および汚物がある場合、その状況に応じて特殊清掃を行いますが、その際は費用が発生します。なお、それらの費用の目安は次のとおりです。
| 危険物の処理 | 数千円~ |
| 特殊清掃 | 10万円~ |
搬出ルートの環境による追加費用
廃棄物等を搬出する際、次のようなルートの状況や周辺環境によって追加費用が生じる場合があります。それは現場に面する道が狭くてトラックが横付けできない場合や、通路が狭い場合、エレベーターがない、または使用できず階段を往復しての搬出作業となる場合などです。
このような場合、作業時間が増え、人件費が追加となります。
分別作業の費用を抑えるポイント
次の点を押さえておくことで、分別作業にかかる費用を抑えることができます。
・家電リサイクル品の有無や台数を事前に把握。それによって不要な回収や二重請求を防げる
・危険物を事前に分けておくことで混合廃棄物扱いを防ぐ
・貴重品や書類を事前に確認しておくことで、仕分け時間を短縮
・家具を移動するなどして室内の搬出経路を確保して、搬出時間を短縮
・分別費用は業者によって異なるため、相見積りを取る
分別作業でのトラブル回避策
次の点を確認しておくことでトラブルなく、分別作業をスムーズに進めることができます。
・見積りに記載されている分別作業の範囲が、求めているものと一致している
・「㎥」や「トラック単価」といった費用の単位を明確に記載
・家電リサイクル料金の内訳として「リサイクル券料金」と「運搬費」が記載
・危険物や特殊清掃が必要な場合の追加費用が記載
・貴重品に関して、作業に立ち会うなどの確認方法をはじめとした取扱いルールを決めておく
・作業前の状況を写真撮影して記録
・当日になっての追加費用が発生する条件を明確にしておく
ゴミ屋敷の解体とその費用
建物の解体は分別作業が終了した後に着手します。ゴミ屋敷の解体は通常の解体と異なる点が多く、また残置物がある、特殊清掃を必要とするレベルの汚れが残っている、というようなことがあると解体作業に影響します。そのため、分別作業終了時の確認および解体業者との引継ぎをしっかり行うことが大切です。
その点を踏まえて通常の解体との違い、工事の流れ、費用内訳、相場、コストを抑えるポイントについて説明します。
ゴミ屋敷の解体と通常の解体の違い
ゴミ屋敷の解体は分別作業が済んだ後に解体に着手するといえ、通常の解体よりも手間と費用がかかります。その理由として次のことが挙がります。
〇廃材の汚れや湿気、腐敗などによって処分費が増える
室内にゴミを長期間放置していると、木材や内装材が湿気によって重くなったり、腐敗したりして廃棄物の重量がかさみ、処分費が高くなります。
〇害虫や悪臭対策が必要
害虫駆除や消臭作業を分別作業時に行っていても、残っていることがあります。その場合、追加で害虫駆除や消臭作業が必要になることがあります。
〇老朽化による安全対策
ゴミの堆積による湿気の強さや重みで床が抜け落ちていたり、湿気で柱が腐っていたりすることがあり、倒壊のリスクが通常の解体よりも高くなります。そのため、慎重な解体作業が必要になります。
〇地中埋設物が発見されることが多い
ゴミ屋敷となっていくなかで建物の管理が行き届かず、過去の残置物や不法投棄されたものが埋設物となって地中から見つかることが多くあります。
ゴミ屋敷の解体の流れ
ゴミ屋敷の解体は、おもに次のように進めていきます。
最近の一般的な家屋の解体工事の流れについて、こちらのコラムで詳しく説明しています。併せてお読みください。
解体前の現地調査
解体前の現地調査では、通常行う調査とともに次のことも含めて確認します。
・建物の構造
・老朽化の程度
・ゴミの残存状況
・搬出経路など
解体の事前準備
解体工事着工前の準備として、次のことを行います。
・ライフライン(水道は解体工事中も使用するので、それ以外のガス、電気、通信設備等)の停止手続きおよびその確認
・近隣への挨拶と工事案内
足場と養生シートの設置
足場や養生シートの設置は安全な工事と近隣への影響を可能な限り抑えるために欠かせません。とくにゴミ屋敷として長期間あった家屋はなおさらです。
崩壊リスクに備えたしっかりした足場の組み立てと、建物全体の養生を行います。
内装解体
内装解体は内部解体ともいいます。
もしもゴミが残っている場合は、先にそれらを分別、搬出します。その後、壁や天井、床材などを手作業で撤去し、分別した後に搬出します。
本体解体
建物を上部から解体していきます。おもに重機を使用して作業を進めます。ある程度解体が進んだら、分別作業を行いながら廃材をトラックに積み込み、順次、処分場へと搬送します。
地中埋設物の確認と整地
すでに触れているように、ゴミ屋敷では長年堆積したゴミが、地中埋設物となっていることがあります。それ以外に、コンクリート片や金属、廃材が見つかることもあります。地中埋設物を発見した場合は、それらを撤去してから整地を行います。
解体費用の内訳
ゴミ屋敷の解体費用の構成は、以下の項目からなります。
〇建物本体の解体費
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造といった建物の構造と延床面積によって、大きく変動します。
〇廃材処分費
木材、金属、コンクリートなど、廃材の種類によって処分費が変わります。また、ゴミ屋敷の廃材は湿気や汚れで重くなり、処分費が増えやすい傾向にあります。
〇足場および養生費
安全に工事を行うために不可欠の足場、粉塵の飛散防止や騒音や振動を低減するための養生シートの費用です。
〇重機回送費
現場での解体作業に使用する重機は、それ自体は公道を走行できないため回送用のトレーラー等、専用車両を使用して現場に運びます。そのための費用です。
〇付帯工事
解体工事では、建物以外にフェンス、門扉、物置、庭木など解体撤去するものがあります。それら敷地内の付帯物の撤去にかかる費用です。
〇アスベスト調査およびアスベスト除去費
現在では使用することがなくなったアスベストですが、古い建物ではアスベスト含有建材を使用している可能性が高くあります。
そのため現在は解体工事に当たっては事前のアスベスト調査とその結果報告が義務となっています。また、調査によってアスベスト含有建材を使用していることが判明した場合は、そのレベルに応じて解体工事着工前にそれらを適切に除去する必要があります。
〇地中埋設物の撤去費
地中埋設物が見つかった際、その撤去のための費用が追加費用として発生します。
解体工事の費用の相場を知ることとともに、業者が提示した見積り書を正しく読み解くことも大切です。
ゴミ屋敷の解体の費用相場
解体費用は、建物の傷みが強いことや廃棄物の量の関係などから、通常の解体の1.2~1.5倍になりやすい傾向です。
| 構 造 | 通常の解体費の坪単価 | ゴミ屋敷解体の坪単価 |
| 木 造 | 5万円~ | 6万円~ |
| 鉄骨造 | 7万円~ | 8万円~ |
| 鉄筋コンクリート造 | 10万円~ | 12万円~ |
解体費用を抑えるポイント
どうしても高額になってしまうゴミ屋敷の解体費用ですが、できれば抑えたいもの。そのためのポイントとして次のようなものがあります。
・分別作業を丁寧に行って、処理費用が高くなる混合廃棄物の量を減らす
・家電リサイクル品の有無や数を事前に把握する
・業者選択は複数社から相見積りを取って、費用や対応の丁寧さなどを比較する
・庭木や物置などの付帯工事の範囲を明確にする
・地中埋設物などの追加費用の条件を確認しておく
・補助金など、自治体の制度の有無を活用する
ゴミ屋敷解体の経済負担を抑える補助金の活用-東京都の場合
ゴミ屋敷解体の経済的負担を軽くするための対策の1つとして自治体の補助金があります。
ゴミ屋敷の解体そのものに対する補助金制度はありませんが、自治体のなかには空き家や防災をはじめとした都市整備の一環として補助金制度を整えているところがあり、それらを活用します。東京都の場合を紹介します。
【東京都空き家家財整理・解体促進事業】
概 要:空き家の家財整理や解体に利用できる制度。ゴミ屋敷にも利用可能。
対 象:都内の空き家で、ゴミ屋敷でも空き家であれば対象
条 件:東京都が空き家対策の窓口として設置している「空き家ワンストップ相談窓口」へ事前相談をする
補助額:
・家財整理(ゴミ撤去)は費用の2分の1を補助。上限5万円
・解体費用は費用の2分の1を補助。上限10万円
【足立区:不燃化特区】
概 要:木造密集地域の防災と安全性向上に向け、指定区の不燃領域を高めるため、老朽建物の解体や建て替えの相談および費用を助成
対 象:不燃化特区内で解体・建て替えを検討している人
条 件:
・昭和56年5月31日以前に建築した(旧耐震)木造または軽量鉄骨造の建築物
・区の調査で危険と認めた建築物
・延焼防止上、危険な木造建築物として国が定めた基準に該当する建築物
補助額:次のいずれのうち少ない額
・実際にかかった経費(消費税額を除く)
・解体費(単価)×解体する建築物の延床面積(㎡)
木造=28,000円/㎡、軽量鉄骨造=41,000円/㎡
・解体助成費の限度額(280万円)
【中野区:不燃化特区】
概 要: 指定地区の老朽建築物の除却や建て替え等を、区の不燃化特区補助制度に基づき、その費用の一部を補助
対 象:不燃化特区としての対象地域の個人および法人が所有する老朽建築物
条 件:
・制度の承認前に除却していない建物であること
・構造別の耐用年数の3分の2を超過している建物(=老朽建築物)であること
補助額:「老朽建築物の解体除却費、土地の整地費の実費」もしくは中野区が定める「解体除却・整地費の限度額」のいずれか少ない額
【杉並区:老朽危険空家除却】
概 要:倒壊の危険性が高い老朽危険空き家について、除却工事に要した費用の一部を補助
対 象:特定空き家、もしくは区が特定空き家等に準じる建物と判定した建物で、住宅部分の延べ床面積が2分の1以上のもの
・杉並区内に存し、年間を通して使用していないもの
・共同住宅および長屋については、全住戸が空き家になっているもの
・所有者が個人であること(法人は不可)
条 件:
・建設業法による許可、建設工事に係る再資源化等に関する法律による登録を受けたものが行う工事であること
・助成対象建築物の全部を解体し、除却すること
補助額:除却工事費の80%もしくは150万円のいずれか低い額
老朽家屋の解体を取り上げているこちらのコラム内でも、補助金申請時の留意点について説明していますので、参考にしてください。
解体工事でのトラブル回避策
解体工事でのトラブルを回避するため、次のことを心掛けましょう。
・見積り書に分別、処分、付帯工事のそれぞれの範囲が明記されていることを確認
・追加費用の発生する条件を事前に確認
・アスベストの事前調査が見積りに入っていることを確認
・工事に際して、事前に近隣挨拶を実施
・トラブルやクレーム対策として、工事前後の現場写真を記録
・契約書に工期、費用、追加条件の記載があることを確認
まとめ
ゴミ屋敷の解体で施主となる方は、ゴミ屋敷の状態にしてしまった住人の方よりも、その親族等の関係者や貸主であることが多いと思います。それだけに、その状態を受け入れることが大変で、そこから解体に進むには相当の負担を担うことでしょう。
さらにゴミ屋敷の解体は分別作業から解体工事の二段階で進めていくため、通常の解体よりも手間がかかります。
こういったゴミ屋敷の解体をより負担を少なく、スムーズに進めるためにもっとも重要なことは、どのような業者に依頼するかです。できれば1つの窓口で、分別も解体も進める方が施主の負担は少なく済みます。
そして誠実に、明瞭な料金体系を基にした具体的な見積りを提示し、施主の問い合わせや相談に迅速かつ丁寧に対応してくれる業者を選ぶことが何より大切です。
その点においてマトイでは、お問い合わせの段階から担当者を決めて責任をもった対応をさせていただいています。また、電話対応に当たるスタッフとの連絡体制をしっかり整えて、迅速な対応を取っていますので、ご安心のうえマトイにお声掛けください。
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記事の監修
株式会社マトイ 営業担当菅野
株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
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