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 建物の解体風景やそこで働く人たちの様子は、日常のなかで目にしていることと思います。しかし、解体業とは、そこで働く人たちが具体的にどのような仕事をしているか、ということは大まかにしかわからないのではないでしょうか。そこで今回は、解体業とそこで働く人たちについて取り上げました。

解体工事を行う業者として必要な許認可

 私たちは“毎日”といっていいほど、どこかでなにかの建物が新しく建築される様子を見るのではないでしょうか。解体は、この建築と対になるものです。新しく建てられる建物があるとすれば、ほぼそれと同じくらいの数で解体はどこかで毎日行われています。

解体業とは

 建築物やそれに付随するものの一部や全部を取り壊すための専門業者です。これは建設工事の種類では、「解体工事業」として専門工事に区分されます。しかし、建設や修繕、改築を前提とした解体は、建築一式工事や土木一式工事として扱われます。
 また、解体工事現場では解体に伴ってさまざまな廃棄物が多量に出ます。しかし、解体工事業者としては、廃棄物の運搬・処理はその業務に含まれません。廃棄物の運搬や処理を行うには、一般廃棄物収集運搬許可や産業廃棄物収集運搬許可などを取得しなくてはなりません。もしくは、これらの許可を得ている業者に委託する必要があります。

解体業として必要な許可/解体工事業許可

 解体業を行うには、許可もしくは登録のどちらかを取得していなくてはなりません。その1つが、「建設業許可」です。建設業許可には29種類の業種区分があります。これは建設業法に基づく許可で、解体工事業を営むにはこのなかの「解体工事業」の許可が必要です。これは工事業の専門・細分化に伴って平成28年6月に新設されました。
 なお1つの都道府県内だけに営業所を設置して営業する場合は、その都道府県知事の許可を得れば可能です。しかし、営業所をさらに別の都道府県にも設置して、2つ以上の都道府県で営業所を設置する場合は、国土交通大臣の許可が必要になります。
 この許可には有効期限があり、5年ごとの更新が必要です。

解体業として必要な許可/解体工事業登録

 解体工事業登録は建設リサイクル法に基づいた登録制度です。建設業許可を保有していなくてもこの登録を行っていれば、工事金額が500万円(税込み)未満の工事であれば請け負って解体工事を行えます。
 なお、登録には次の3つの要件があります。

① 工事を行う都道府県ごとに申請が必要。
② 解体工事の現場には、常勤の技術管理者を配置する。技術管理者は、適切な廃棄物処理と建設リサイクル法に則した施工管理を行うことが役割で、社団法人全国解体工事業団体連合会による「解体工事施工技師」試験の合格者に与えられる資格。
③ 以下をはじめとした所定の欠格要件がある場合は登録できない。

* 登録を取り消され、その処分の日から2年経過していない。
* 解体工事業者の法人が登録を取り消されて30日以内に役員であった者で、その処分の日から2年を経過していない。
* 事業の停止を命じられて、その停止期間が経過していない。
* 建設リサイクル法に違反して罰金以上の刑に処せられ、その執行が終わり、または執行を受けることがなくなった日から2年を経過していない。等々

解体工事はプロ同士の連携作業

 解体作業は、ただ壊すだけではありません。解体する建物以外のもの(敷地内にある別の建造物や自動車、ご近所の建物など)を不用意に傷つけないように、現場を通行する方々や作業員を傷つけることがないように安全を図りながら、そして埃や騒音を必要以上に立てないようになど、様々な配慮をしながら次のような順番で作業を進めていきます。

① 工事現場となる敷地周辺を安全柵などで囲って関係者以外の出入りを制限し、通行者や近隣の方々の安全を図る。
② 重機類を搬入。
③ 解体する建物周辺に足場を組み、防塵・防音のためのシートを設置。
④ 建物内に残された残置物を外に運び出す。
⑤ 内装を解体しながら、発生した廃棄物を手作業で分別する。
⑥ 屋根を撤去。
⑦ 建物本体を解体。
⑧ 建物の基礎を解体。それに伴い、浄化槽、ガス管、水道管など、地中に埋め込まれたものの有無を確認し、あれば撤去。
⑨ 敷地内にある物置、カーポート、庭石、植木などを解体・撤去。
⑩ ブロック塀などの外構を解体・撤去
⑪ 整地。

※解体の手順は現場の立地、構造などによって変更することがあります。

 こういった一連の作業は、現場監督となる人の管理・監督下で進められていきます。また、作業内容によって重機を使用したり、溶接を行ったり、またアスベストを使用している場合はアスベスト除去のための特別な方法を用いたりするなど、それぞれの建物の特殊性に応じた技術や資格を活用して作業にあたります。要するに、単に建物を崩して撤去するのではなく、解体に必要なそれぞれの技術をもったプロたちが1つのプロジェクトチームのように協力し合って、工事を安全に進めているのです。
 なお、マトイでの解体工事の流れについてこちらで解説していますので、どうぞご覧ください。
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建物解体のための技術と資格

 では、実際の解体工事現場ではどのような職人や有資格者が、どのような役割をもっているか、またどのような作業を行っているかについて説明しましょう。

解体現場の前線でさまざまな役割を担う【作業員(解体工)】

 解体工事現場で働く作業員は、特別な資格を有する必要はありません。しかし、その仕事は、解体工事の多くを占めています。例えば、ハンマーやバールといった工具を用いて建物内の壁を壊したり、壁紙を剥がしたりという作業員の働く場面は、一般の方々がもつ解体工事現場のイメージでしょう。重機を使って解体するような場所でも、道幅が狭いなどの理由から、“手こわし”といって人力だけで解体する場合があります。そういうことも作業員が行います。
 作業員は現場での朝礼時にその日の工程を確認し、作業の段取りとともに天候チェックなどを行い、粉塵予防のための散水準備を整えたり、作業順番を再検討したりします。解体工事はいつも危険と背中合わせの作業の連続です。そのため、作業員は近隣の方々への配慮や現場の作業員同士との声の掛け合いなどを行いながら、安全確保に努めています。

【作業員のアイテム/バール】
 作業員が解体作業でよく使う道具の1つに「バール」があります。バールは、テコの原理を利用してものを動かす、引きはがす、叩く、突き破る、掘る、壊す、などの作業に活用します。解体工事でよく使うのは、天井の壁や石膏ボードやその下地を剥がす、扉を取り外す、床板を引きはがす、などの作業のときです。
 大きさや先端の形の違いなどによっていろいろなタイプがあり、作業員は解体するものや場所などを見極めながら使い分けています。バールを使いこなすことで、コンクリートや金属以外のほとんどは解体できるくらいのツールです。

文字通り安全を支える足場を作る【とび工】

 とび工は、その主たる作業によって次のように専門分化しています。
① 木造住宅の建築や解体に伴う足場の組み立てや解体作業に従事する「建築とび」
② 足場の組み立て・型枠支保工・土止め支保工などの組立てを行う「組立とび」
③ 中高層ビルの鉄骨の組み立てや橋梁の組み立てなど大型の工事を手掛ける「鉄骨とび」
④ クレーンなどの建設機械を使ってくい打ちや重量物運搬やブルドーザーやパワーショベルなどの車両系建設機械を用いて作業を行う「機械とび」等。

 とくに解体工事現場では、工事を始める前に現場周囲に養生シートやパネルなどを設置し、作業を安全に行うための足場を組んでいくのが主な仕事です。それによって作業員や現場付近を通る通行人の安全を守り、工事を円滑に進めるための環境を整えます。
 工事現場における足場の重要性から、足場を組むには「足場の組み立て等作業従事者」の資格が、さらに高さが5m以上の足場については「足場の組み立て等作業主任者」の資格が必要です。
 「とびは足場が組めて一人前」といわれるように、現場を見て、その場で必要な材料を読み取り、搬入搬出経路を確認し、足場の組み立て解体手順を考える、知識と経験がものをいう作業です。

【とび工のアイテム/足場】
 足場はいくつもの部材を組み合わせて作っていきます。主な部材には次のような種類があり、さらにそれぞれに形状や異なるサイズなどがあります。一つひとつを数えたら、覚えきれないほどの数になりますが、それらを選択しながら安全な足場を作り上げていきます。
① 支 柱:部材を結合する留め金である“こぶ”が一定間隔でついている鋼管。こぶと水平材や斜材、くさびをつなげることで足場を組み立てていく。
② アンチ(足場板、踏板):足場内の通路・床に相当する部分を作るための部材。高所作業を行うためにはなくてはならない部材。
③ ブレス(筋交い):支柱と支柱に対して斜めに取り付ける斜材で筋交いともいう。足場の耐震性を高める。
④ 方 杖(ほうづえ):垂直材と水平材が作る隅の部分を固めるために斜めに結んで取り付けるもの。柱と敷桁、柱と胴差、梁などの取り付け部分が変形するのを防ぐ。
⑤ ブラケット:アンチをはめる資材。
⑥ 手 摺:作業員の落下防止のために支柱のこぶに打ち込む鋼管。
⑦ ジャッキ:足場の最下部用、屋根上用、壁用などがあって上下の高さを調整する。仮設足場の安定性を高める。
⑧ 敷 盤:支柱を断てる前に、足場の沈下を防ぐための土台。
⑨ 梁 枠:足場に3m以上の開口部を設ける場合に使用。
⑩ 階段(足場ステップ):作業員が足場を昇降するために設置。

人力を超えたパワーをもつ重機を操作する【オペレーター(重機運転手)】

 解体現場では、ブルドーザー・油圧ショベル・ユンボ、ホイールローダー、クレーン車などを使って、太い柱やコンクリート壁といった人力では解体が難しい部分を解体していきます。それだけでなく、大まかに崩した後の瓦礫やコンクリート片などをさらに細かく粉砕して持ち運びやすいようにしたり、運搬車両に詰め込んだり、という作業も行います。
 こういった重機の作業は、作業指揮者の選任や技能講習の受講が規定されています。そのうえで、運転技能講習を受け、かつ重機の扱いに熟練した職人が担当します。

【オペレーターのアイテム/油圧ショベル】
 重機のなかでも、解体現場ではショベルカーが多く使われます。木造部分はもちろん、堅いコンクリートを粉砕することもできます。さらに、アームの先端に取り付けるアタッチメントを次のように使い分けることで、機械を自分の手足のように使って解体から整地までの過程に携わることができます。

〈アタッチメントの種類と働き〉
① バケット(地面を掘削したり斜面を平らにしたりする)
② グラップル(物をつかむ機能がある)
③ ブレーカー(先端で物を打撃して破砕する)

階段やベランダなどの鉄骨部分を取り壊す【ガス溶接技能講習受講者・ガス溶接作業主任者】

 ほとんどの家の階段やベランダなどのどこかに鉄骨や鋼板部分があると思います。そのため金属を溶接して切断することは、解体工事に欠かせない作業の1つです。その際に可燃性の廃棄物が周辺にある解体現場では、引火やガスによる事故を引き起こさないために、正しい知識と慎重な操作が必要です。そのため「ガス溶接技能講習」を受講した作業員、もしくは「ガス溶接作業主任者」が行います。

【溶接のアイテム/ガス溶接】
 解体工事で用いる溶接方法は、アセチレンガスなどの可燃性ガスを用いたものです。これは、作業時間が長くなりますが、接合部分が見えやすく、温度調整がしやすいという特徴があるためです。解体現場のように周囲が可燃性のものに囲まれた場所で作業するには、適したものです。

アスベスト取り扱い=石綿作業主任者技能講習終了者

 アスベストを使用している建物を解体する場合は、その特性を熟知して正しい取り扱い方法で解体することが重要です。そのため、解体作業でアスベストを取り扱う際は、石綿作業主任者技能講習の受講者から作業主任者を選び、規定に従った方法で行います。
 石綿作業主任者技能講習では、アスベストの健康被害を予防する措置や作業の改善方法、作業時に使用する保護具の知識、関係法令等を学び、修了試験合格者には修了証が渡されます。

【アスベスト取り扱い時のアイテム/マスク】
 アスベストを使用している建物を解体するにあたっては、事前調査によって使用レベルを調べ、その結果に応じて解体方法や作業員の装備が変わります。最も高い使用レベルであるレベル1では、作業員も防護服・防護マスクを着用します。発塵性が低いレベル3での作業では防護マスクでの作業が可能とされています。

 アスベストの危険度や届出等については、こちらのコラムで説明していますのでご覧ください。

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工事の全体管理と現場の窓口【現場監督】

 工事全体のスケジュールを取りまとめて、工事の各段階が工程に沿って実行されているか、安全性が保たれているか、近隣の家や住民に工事による何らかの被害を及ぼしていないか、などを随時確認します。
 また、工事着工前に近隣への挨拶と工事の説明に回ることも行います。これは住民の方々から工事の理解を得て、工事を順調に進めるためにとても大切なことです。しかし、なんらかの事情で苦情やトラブルが起こってしまった場合には、必要に応じて謝罪し、その対応を進めていきます。
 なお、現場の施工管理に関係する資格として、「解体工事施工技師」というものがあります。これは建設業法による国家試験ですが、合格すると期待通りの施工管理をするのに必要な知識をもっていることの証明となります。そして解体工事業の登録および解体工事現場の施工管理に必要な技術管理者(建設リサイクル法)や、解体工事業許可および解体工事現場の施工管理に必要な主任技術者(建設業法)として認められます。

【現場監督のアイテム/工程表】
 工程表は、工事の工程と納期までの期間に、どのような工程をいつからいつまで行うかを具体的に記したものです。これによって、その期間の作業の遅れがないかどうか、予定通りに進行しているか等を確認し、それに応じて人員の配置や作業時間を調整するなどの施工管理を進めていきます。

仕事を開拓し、施主と業者をつなぐ【営業】

 営業が最も求められている役割は、「仕事をもってくる」ということです。いくら現場の仕事を行う人たちの技術が優れていても、仕事がなければ、せっかくのスキルも生かしようがありません。これはどの仕事でも同じです。その意味では、必要不可欠なメンバーです。
 営業の具体的な仕事として、顧客への問い合わせ対応や見積りの作成、工事内容の説明、工事の提案、企業やビルオーナーへの工事の提案、公共工事などの入札申請など、広範囲です。また事務処理を伴う外部との連絡のやり取りも多いため、人当たりのよさや事務能力の高さが求められます。なお、現場監督が営業を兼ねているところもあります。
【営業のアイテム/タブレット端末等】
 施主様や関係する業者、現場監督等との対応や連絡調整が多い営業にとって直接、先方に足を運ぶことも多いですが、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの通信機器を用いた連絡も欠かせません。依頼された内容に速やかに取り組んで、その結果をいち早く先方に知らせる、といったことが相手との信頼関係を築きます。

安心して依頼できる解体業者の条件

 解体業者は以上のような講習会や資格等を通して安全な解体作業を行うための知識や技術、作業環境を保つために、によって切磋琢磨しています。でもこうしたことは外部からはなかなかわかりにくいものです。では、皆さんが安心して解体工事を任せられる業者を選ぶためのポイントはどのような点にあるか、ここで説明します。

解体工事に関する免許・許可等を取得している

 すでに説明したように、解体作業を行うにはさまざまな許認可が必要です。数ある業者のなかには、そういった許認可がなく、また資格をもたない作業員に資格が必要な作業をさせているところもあるので、注意が必要です。

賠償保険に加入している

 解体工事ではさまざまな工具や大型重機を扱います。それとともに危険もあります。隣家の壁や施主様の別の建物を傷つけた、たまたま通りがかった人に運搬中の廃棄物が当たった、等々、いくら注意してもそういうリスクはゼロではありません。そんな場合に備えて、賠償保険に加入していることは必須です。

無料で現地調査や相見積りなどに対応してくれる

 解体工事を検討する際は、事前に現地調査を行ったうえでの見積もりを取ることが必要です。その際、複数の業者に見積りを出してもらう相見積りとすること、かつそれらを無料で依頼するとよいでしょう。多くの業者は快くそれに対応してくれるはずですが、なかには、それに対して不快感を示したり拒否したりする業者もいます。そういう業者は避けましょう。なお、「無料」ということを伝えておかないと、なかには高い見積料を請求する業者もいるようです。

相見積りの段階で断っても、無理な営業活動を行ってこない

 なかには、ちょっと問い合わせたことをきっかけにしつこく営業をかけてきたり、相見積りで断ってもなにかと連絡してきたりする業者がいます。また、高圧的な態度で不快に思う業者があるかもしれません。そうした業者は避けた方がよいでしょう。

見積り費用の内容をしっかり説明し、質問にわかりやすく答えてくれる

 解体業者を選ぶ際には、数社を選択したなかから相見積もりを取って選ぶことをお勧めします。料金はもちろん、相見積りや相談に無料で対応し、内容についての詳しい説明、質問に対する丁寧かつ迅速な対応ができているかどうかを見極めます。

契約内容、代金の支払い、工事日程、追加工事の可能性、その際の追加料金などについて事前に説明してくれる

 工事着工前に、これらの内容についてしっかり説明してくれるところを選びましょう。とくに追加工事に伴う、追加費用については大切です。解体工事を進めるなかで、見積り時の現地調査ではわからなかった地中埋設物が発見されたり、以前に解体した建物の瓦礫が出てきたりして追加工事となることもあります。決して、追加工事が発生する可能性がないわけではありません。当初の見積りに責任をもって、不当な追加請求をしない、もしくは追加請求がある場合の基準を事前に説明してくれるのが良心的な業者といえます。

工事後の建物滅失登記と必要書類について、事前に説明してくれる

 建物を解体した際には、法務局に「建物滅失登記」を行います。その際、解体業者から必要書類を発行してもらう必要があります。前もってその説明がある業者を選ぶと安心です。
 解体工事では建物滅失届以外にもさまざまな届け出が必要になります。それらについてはこちらのコラムで説明していますので、ご覧ください。

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近隣の挨拶回り等に対応してくれる

 騒音・粉塵・振動がつきものの解体工事では、ご近所からのクレームなどからトラブルが起こりがちです。そうならないように事前の挨拶回りは大切です。実際に工事を行い、工事の説明や工期などについて熟知している解体業者が挨拶回りに対応することで、施主様やご近所にとっても、安心できます。
 挨拶回りについては、こちらのコラムでも詳しく説明していますので覧ください。

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解体工事とその後の生活をスムーズにする“挨拶回り”

近隣からのクレームに速やかに対応してくれる

 前項の挨拶回りとともに、なんらかのクレームが発生した際に、速やかに対応してくれる業者はトラブルのリスクを抑えます。相見積りや業者選定段階からの営業担当者の対応から、対応の速やかさを見極めることができます。

整地までを責任をもって行ってくれる

 解体工事では、整地、そして現場の清掃を行って終了といえます。細かなゴミや石が残った凸凹した地面では、その後の土地利用に支障を来たす場合もあります。

まとめ

 今回は解体業者を内側から説明させていただきました。ここに挙げたように解体工事では、さまざまな資格や許認可が必要です。もちろんすべての作業員がなんらかの資格や許認可をもっているわけではありません。また1人でいくつかの資格をもっている人もいます。いずれにしても、解体に関わる人すべてが協力し合って工事を進めています。
 ときには内側に視点を向けることで、よい業者を見つける新たなポイントを発見できるかもしれません。さまざまなお考えで、マトイにお声掛けいただくと幸いです。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野(かんの)

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
どんな些細なことでも丁寧にお答えいたします。お気軽にお問い合せください。

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