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間違いなく解体するために。業者への確認事項を解説。

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 いろいろなことを調べ、考え、決心した解体工事や建て替え工事。施主様にとっても、私たち業者にとってもトラブルなく完結したいと願っていることです。
 ただ、残念ですが想定外のトラブルが起こる可能性をゼロにすることは、なかなかできません。トラブルを引き起こす原因の1つに“間違い”があります。
 今回は、あってほしくない解体工事の「間違い」について考えたいと思います。

間違いが起こる可能性を減らす「確認行為」。

 トラブルは何事においても起こりうることですが、その原因の1つに「間違い」があります。
 例えば、砂糖を入れるべきところ、渡されたものが塩であったためにしょっぱいクッキーができてしまった、と日常的なシーンでいえばこのようなことです。
 この場合、渡した人が間違えて塩の容器を渡したか、もしくは受け取った人が「ちょっとお塩を取って」と砂糖と塩を言い間違えたか……。いずれにしても、この例と同じようなことが、解体工事でも起こる可能性があります。例えば、現場監督の言葉を聞き間違えて、指示とは別の場所に工具を当てて傷つけてしまった、というようなことです。
 でも、こういった間違いをトラブルへと発展させる可能性を最小限にすることができます。それが「確認行為」です。冒頭の例でいえば、渡された容器を塩の容器であるか確かめる、もしくはちょっと舐めて味を確かめる、といったことです。
 工事の場面でいえば、指示を受けたらその内容を復唱する、渡された道具を正しいものであるか確認する、工程表などを見て作業内容を確認する、ということです。私たち業者は、この確認行為をとても大切にして、日々実施しています。

 確認行為といっても、何回も経験するわけではない解体工事では、施主様は何を確認すべきかすらわからないことがほとんどだと思います。そんなときは、マトイの無料相談・無料見積りをお気軽にご利用ください。
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「確認無し」で起こった、あるケース

 これは私事になるのですが、最近、我が家の裏庭に設置していた塀が無くなっていることに気づきました。塀といっても、木の柱にトタン板を打ち付けた簡単なものです。それでも、隣家との境界とプライバシー保護の役割を果たしていました。
 隣家の家主は、息子さんに代替わりしていたのですが、普段は別の家に住んでいます。早速連絡を取って尋ねると、塀は他界した父親が建てたものと思っていたこと、古くなっていて危ないので家の修繕の際に業者に撤去してもらった、ということでした。
 私からは塀を設置した際のいきさつや、塀は敷地内に自己負担で建てたものであること、それは境界標をみれば判明することなどを話すととても恐縮していました。

この間違い、何が原因? どうしたら防げた?

 前述の我が家の件は、我が家が間もなく全面改修を予定していたこと、面倒なトラブルを避けたいこと等から、とくに隣人ともめることなく終わりました。
 ちょうどいい機会ですのでこれを例として、なぜこのような間違いが起こったのか、その原因と対策について考えてみようと思います。

間違いにかかわる3者の立場

 まず間違いやそれに伴うトラブルには立場が異なる次の3者が関わります。そして、それぞれの立場によって間違いの原因、予防策や対処が変わってきます。

① 塀の撤去を依頼した施主
② 施主の依頼を請けた業者
③ 迷惑をこうむった人・家

解体を依頼する施主の立場

 施主となる工事の依頼者は、業者と隣人を繋ぐ存在であり、両者に対する配慮を行うべきキーパーソンです。
 業者に対しては、希望する工事内容や費用・日程などの打ち合わせとともに、周辺の家々に対する配慮を業者が適切に行うための情報提供を行う必要があります。
 お伝えしている事例では、業者への情報提供が行われていなかったことが伺えます。それ以前に、そういったことの必要性を依頼主が認識していなかった可能性が大きくあります。

実際に作業を行う業者の立場

 多くの業者はさまざまな現場を経験してきています。もしも、施主の立場の方が不慣れであったり、周辺の家々への配慮につながる情報提供がなされなかったりしても、その場合には業者から施主となる立場の方に作業に必要な情報の確認をします。
 とくに塀の撤去のように隣家および両家の境界に直接関係してくる作業については、業者として細心の注意を払います。マトイでも境界に関する情報が不明だったり曖昧だったりする場合は、現地調査の段階から周辺をしっかりと見て境界標をチェックするなどの確認作業を行います。施主が不慣れで情報が曖昧であるほど、業者は注意を払って対応します。
 今回の事例で業者が確認をしたか否かは不明ですが、結果からすると業者として必要な情報の確認が不十分だったように感じます。

間違われた第三者の立場

 今回の事例では、たまたま隣家となる我が家が改修の計画中であったこと、間違って解体撤去された塀についても老朽化から建て替えを予定していたことなどから、大きなトラブルにはしませんでした。
 しかし、何の挨拶もなく境界線を越えたうえで、隣家が所有する塀を撤去してしまうことは、大きな問題です。時期が違えば、損害賠償などのトラブルに発展しかねない出来事でした。
 隣人の立場であったとしても、ある程度、工事やそれに伴う施主や業者として行うべきことを知っておくと、トラブルの回避や適切な対応のために大切なことだと強く感じました。

 塀の取り壊しでは、その塀が誰の所有であるか、もしくは共有であるかによって、その取り扱い上の注意点は異なります。こちらのコラムでは共有ブロック塀の取り壊しに関して解説していますが、なかには単独所有の場合にも通じる留意点もありますので、参考になさってください。

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お隣との共有ブロック塀の取り壊し。気になる境界線や権利について。

このケースから見て取れる間違いの原因と対策

 解体工事の間違いは頻繁に起こるものではないものの、稀に起こりえます。残しておくべき部分を壊してしまったり、隣家の壁を傷つけてしまったり、というようなものです。そこで、その原因と対策について、今回の事例を通して考えてみたいと思います。

現地調査は具体的に

 今回の事例では、事前の現地調査を行っていなかった、もしくは行っていても十分な調査ができていなかった、と思われます。
 通常、工事に着手する以前に現地調査を行って、解体工事を行う場所等の確認をします。この段階で施主となる方も立ち合って現場を見ながら意向を業者に伝えることは、間違いやトラブルを減らすことに役立ちます。「この木は撤去してもいいです」とか、「今は見えないのですが、昔、この辺に井戸があったと聞いています」というように、できるだけ具体的に工事場所に関する情報を業者に伝えてください。その情報を基に、業者は必要に応じて計測したり、調査項目を追加したりして工事計画に反映します。
 具体的に伝えることで誤解や勘違いが生じにくくなります。マトイでも施主様からの情報に加えて、知っておきたいことは質問させていただいています。

境界標は必ず確認

 後から知ったのですが、隣家の家主は境界標の存在を知らず、業者も確かめることをしなかったそうです。
 境界線や境界標を確認することは、ここで取り上げることもないくらい、業者にとっては基本中の基本です。もしも施主の立場の方がその確認や情報提供を落としていたとしても、業者は責任ある作業とトラブル回避の観点から、境界線や境界標を必ず確認します。

挨拶回りの実施

 施主や業者のなかには、小規模の工事では隣家への挨拶を省略するケースがあるようですが、やはり挨拶は行っておくことをお勧めします。
 ちょっとした工事であっても、となりで何らかの工事が行われる際には、気になるものです。挨拶の有無によって、隣人の工事に対する理解や協力体制も変わります。また、工事等に対して隣人の視線も加わることで、何らかの間違いがあったときの早期の発見にもつながります。
 とはいえ、仕事の都合などで時間が取れない方もいらっしゃるでしょう。その場合、私たちマトイでは、施主様に代わって挨拶回りを行います。

 ご近所付き合いをあまりされていない方にとっては、挨拶回りをどのように行ったらいいのか戸惑ったり、不安を感じたりする場合も少なくありません。また、回る範囲も工事の規模によって異なります。マトイでは、その現場や施主様に合わせた形であいさつ回りを行っていますので、どうぞご安心ください。
 なお挨拶回りについてこちらのコラムで詳しく説明していますので、是非ご覧ください。

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解体工事とその後の生活をスムーズにする“挨拶回り”

可能ならば、隣家の住人も立ち合いを

 塀や建物の外壁など隣家への影響が大きいような部分の工事に際しては、可能であれば隣家の方にも立ち合っていただくと、トラブルの回避にもなります。
 今回、ご紹介した我が家の例でも、工事前に挨拶があったり、現地調査に立ち合ったりしていれば、境界線の位置や塀の所有などについて確認できたはずです。

安心して工事を任せる業者の選び方

 解体工事にあたっての打ち合わせや現地調査に際して、必要な情報提供が十分に行えなかったとしても、それはしょうがないことだと思います。なぜならば施主となる方々の多くは、解体業や建築業の専門家でもなく、解体工事等の経験も少ないのですから。
 それだけに、施主様が気づきにくい点や隣家へ配慮を落としがちな点などをサポートするのも業者の大切な役割だとマトイは考えています。
 間違いは誰でも、どんなことでも起こりえます。大切なことは、その間違いを早期に気づける確認行為が習慣になっている業者、間違いに早いときに気づいて適切な対処をしてトラブルへの発展を阻止するための行為が取れる業者を選ぶことです。

無料見積りは業者を見極める有効な方法

 解体工事や建て替え工事などの計画に先立って、多くの人はインターネットで業者のホームページなどを見て業者選びの情報収集を行うことでしょう。
 そこでお勧めしたいのは、業者の多くがホームページなどに無料見積りを受け付けています。ぜひ、それを利用してください。
 ホームページに記載されている業者の情報とともに、問い合わせのメールに対するレスポンスや、電話での問い合わせに対する対応、営業担当者の姿勢、見積り内容や見積り書などのわかりやすさや提示された費用等の妥当性などが、無料見積りを利用することでわかります。

 なかには無料見積り等を利用すると、実際に工事を依頼しなくてはいけなくなるとか、営業電話がしつこくかかってくるのでは? といったことを心配される方がいらっしゃるようです。しかし、マトイではそういったことはしていませんので、安心して無料見積りや無料相談をご利用ください。
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解体業として必要な許認可取得をチェック

 解体工事を事業として行うには、建設業許可もしくは解体工事業登録が必要です。
 解体工事はもちろん、それによって排出される廃棄物の取り扱いやアスベストへの正確な対処方法なども含めて、社会的な責任をもって行っていくには、許認可や各種の資格が必要です。
 業者選びに際しては、まずは建設業許可や解体工事業登録の許認可を得ていることを確認しましょう。

 こちらのコラムでは、解体工事業として必要な許認可や各種資格をはじめ、知っておくと役立つ解体工事の情報をまとめています。どうぞお読みください。

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解体工事とはそもそもどんな仕事? 工法、資格、順序など

わかりやすく丁寧な見積り書と説明

 解体工事や建て替え工事を検討し始めたら、業者に見積りを依頼。
 見積りは単に見積り費用を知るためだけのものではありません。見積りを通して、その業者の質を知ることができます。とくに相見積りでの場合は、複数の業者の見積りを比較することで費用の違いはもちろん、対応の違いも知ることができます。
 見積り書の記載内容が分かりやすい、見積り書とともに営業担当者の説明が分かりやすい、電話での取次も含めて質問等に対するレスポンスが迅速で丁寧である、などがわかります。こういった対応がきちんとできている業者は、施主様が気づかないチェックポイントや隣家への配慮等についてもしっかり行える業者といえるでしょう。
 無料見積もりを活用して良質な業者を選ぶことで、トラブル発生のリスクを減らすことができます。

安すぎる業者は要注意

 見積りを提示されたとき、どうしても提示金額だけに目を向けがちになりますが、それには大きなリスクがあります。
 というのは、他の業者と比較して安すぎる業者は、何かの作業が見積り書に含まれてなく、後から追加工事として費用請求されることがあります。そうして結果として高い費用を支払うことになったり、手抜き工事でトラブルが発生したり、といったことが起こる可能性があります。

 業者選びの具体的な点については、こちらのコラムで詳しく説明しています。どうぞこちらを参考になさってください。

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解体業者はどう探す? 探し方の段取りや計画について。

まとめ

 間違いから起こるトラブルを回避するための一番の方法は、「確認」することです。
 これは、施主様と私たち業者、業者間でのスタッフ同士、そして必要に応じて施主様と業者、施主様と隣人の方、そして隣人の方との三者における確認が必要なことがあるでしょう。ただ隣人の方とのやり取りなどでは、日ごろからのお付き合いの有無や確認内容などによっては、施主様がかかわりにくいこともあるかと思われます。そんなときはお任せいただければ、私たち業者が変わって対応いたします。
 そういったことを含めて、マトイでは何よりも施主様と営業担当者を窓口とした私たち業者との関係が基本と考えています。かつ、その関係はご依頼を受ける以前の最初のお問い合わせの段階から始まると思っています。ですから、工事に関するお困りごとやご不明点、ご要望は何なりとお話しください。解体工事を通して安全で納得のいくお手伝いをさせていただきます。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
どんな些細なことでも丁寧にお答えいたします。お気軽にお問い合せください。

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