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解体業者はどう探す? 探し方の段取りや計画について。

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 検討を重ねてきた実家の解体処分を決心してから、また住んでいる家の建て替えを決めてから、具体的にいろいろなことを決めながら計画は進みます。
 まず行うことは解体撤去作業ですが、そのためには依頼する解体業者を決めることから始まります。その段階で「さて、どんな風に業者を選ぶ? 」ということになるでしょう。
 業者を選ぶということは、一般の方々にとってはそう多く経験することでないため、どのように選んで、決定していくべきか悩むことと思います。そこで今回は、解体業者の選び方を取り上げます。

「解体しよう!」、思いついてから解体業者を決める3ステップ

 解体工事を行うことが決定したら、次の3つのステップを経て解体業者を決めていきます。

Step1 解体業者の情報を集める
Step2 候補となる解体業者を複数絞り込む
Step3 業者を決定する

 これらのステップをどのように進めていくかについて、これから細かく説明を進めていきます。
 最初の段階から注意が必要なのは、全体のスケジュールを大まかであっても把握して進めていくことです。解体撤去工事にどのくらいの期間が必要なのか、その後に建て替え新築工事を行うのであればその期間、移り住みたい時期、更地解体して土地を売却するのであれば固定資産税等の関係からいつごろまでに売却しておくか、等々です。
 解体撤去工事にどのくらいの期間がかかるかは、その建物の構造や大きさ等によって変わりますが、まずは基本情報を押さえておくことをお勧めします。なお、こちらのコラムに解体工事に必要な日数などについて説明がありますので、どうぞご覧ください。

解体業者はどう探す? 探し方の段取りや計画について。

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解体工事は何日かかる? その準備から終了までの期間を説明

情報収集はどのようにする?

 解体業者を決めるための第一歩は、解体業者に関する情報を集めることからです。
 

どこから情報を集める?

 主な情報収集元として挙がるのは、インターネット・知人や近隣の人々の口コミ・不動産業者など、です。

【インターネット】
 もはや私たちの暮らしに欠くことができなくなったインターネットで、解体業者の情報を集めてみましょう。
 検索に際しては「解体工事」「業者」「地域」などをキーワードとして入力して検索すると、いくつもの解体業者のホームページがヒットします。

【知人や隣人等の口コミ】
 親戚や知り合い、近所の方々で解体工事を経験した人がいたら、その人にどのような業者に依頼したか、実際の担当者やその会社の対応等はどうであったかなど、聞いて得られる情報は確実なことが多いでしょう。

【不動産業者やハウスメーカーなど】
 建物を解体する際は、その後に建て替えをしたり、土地を売却したり、といったことを予定している場合があります。そういったときは、不動産業者やハウスメーカーもしくは建築会社などともつながることになります。

情報収集で注意すべきこと

*インターネットでは、情報の確かさの判断をしっかりと!
 インターネットは、必要な情報を探すにはとても便利です。
 その一方で、曖昧な情報や悪意のある情報などもあって、まさに玉石混合。業者の情報も含めて、インターネットを利用する際にはその情報が良質なものであることを判断する力が必要です。

*知人等の口コミ情報は確か。でも判断はあくまで自分自身で。
 口コミ情報、とくに知り合いの情報は確かといえるでしょう。
 しかし、知り合いの方々にとって満足のいく業者だったとしても、ご自身にとって納得のいく業者とは限りません。業者の善し悪しを決める観点はそれぞれの施主様によって異なるからです。
 まずは「経験した解体工事の感想などを聞かせて」といったスタンスで話を聞いて情報を得ることをお勧めします。最初から「紹介して」と頼むと、その業者に発注しないとなったら断りづらくなる可能性もあります。

*不動産業者やハウスメーカー等に紹介してもらう場合、中間マージンの想定を。
 不動産業者や建築会社等は、もちろん解体業者との付き合いがあるため、ほぼ確実に仕事を行う解体業者を紹介してもらえます。
 ただしこの場合、紹介手数料として中間マージンが発生する可能性があることを念頭に置いておく必要があります。

たくさんある解体業者の情報から候補となる業者を選ぶ

 前述の方法を組み合わせながら解体業者の情報を集めたら、そのなかから複数の業者を選びます。
 もしも、「この業者に依頼したい」と強く思えるような業者があったとしても、この段階でそこに決めてしまわず、複数の業者を比較検討して慎重に選びましょう。

ホームページから見分ける

 口コミや不動産業者などの紹介であったとしても、まずホームページを確認してください。今では、ほとんどの会社がホームページをもっています。ホームページをもっているということは、営業展開に積極であると言えます。
 また、ホームページにはその業者の仕事に向き合う姿勢や理念、施工実績などが掲載されています。そこからその業者がどのような気持ちで作業に取り組んでいるのか、などを知ることができます。
 さらに解体といっても戸建て住宅の解体、倉庫や外構の解体、大型ビルの解体などいろいろあります。その業者がどのような建物の解体を手掛けているのかも施工実績を見ることでわかります。
 その他、解体以外の情報、例えば産業廃棄物収集運搬に関する資格の有無や不用品処分に関するサービス、その他土地活用や助成金等に関する相談体制の有無など、解体工事に関連したプラスαのお手伝いが可能かどうか、についてもホームページから知ることができます。
 このような情報は口コミだけではなかなか得られません。ホームページの内容が充実している業者を選び出し、その内容をしっかりと読み込むことは、業者を選択するために欠かせません。

無料見積りを活用

 さらに無料で見積りを行っているかどうかを調べておくことも、業者選びにおいては重要です。
 見積りには、正式に契約する以前の費用の概算を出すための見積りと、契約してから詳細な現地調査を行って正式な費用を算出する見積りとがあります。
 前者は概算見積りと呼ぶこともあり、複数の業者にその提出を依頼して、そのなかから正式に依頼する業者を決める「相見積り」を行います。このときの大切な条件は、「業者が実際の現場を見て現地調査を行い、無料で見積りを行う」ということです。
 業者のなかには、この概算見積りに対しても費用を請求する、概算見積りに際して確実に契約することを条件とする、現地調査を行わずに電話やメールで現地の状況を聞くだけで見積りを出してしまうということもあるそうです。でも、これでは、いくら概算といえども、実際の見積りとの差が大きくなる可能性があります。
 まずはホームページや、業者との直接の連絡の際に、「無料で、現地調査を行ったうえで、見積りを提出する」という業者を選んでください。
 なお、マトイでは無料見積りを実施しています。お気軽にお問い合せください。
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解体業者とのトラブルを事前に防ぐ、業者選びのポイント

 何事に際してもトラブルは避けたいものです。とはいえトラブルの種がどこに潜んでいるか、それを事前に100%探し出して「トラブル0」にするのは難しいことです。
 が、業者を選ぶ際に次のような点を注意することで、誠実な業者を選び出してトラブルの発生の可能性を最小限にとどめることができます。

【無料見積りの段階での態度の良し悪し】
 無料見積りの段階の対応で、その業者の善し悪しを見分けることができます。
 無料見積りを受け付けていたとしても、前項の「無料見積りを活用」で述べたように、業者都合の条件を要求してくる業者がなかにはあります。また、現地調査を行わない、現地調査に来ても丁寧さに欠ける、説明をあまり行ってくれない、というようなことがあると、なんらかのトラブルに発展する可能性が高くなるので、避けた方がいいでしょう。

【見積り内容の丁寧さ】
 無料見積りに際しての現地調査を基に見積りが提出されます。しかし、その内容は一般の人にとって用語をはじめとした表記や内容などわからないことがたくさんあると思います。そういった点について、あらかじめ見積書作成段階で説明書が加えてあったり、施主様に不明点や質問の有無を聞いてきたり、施主様の質問に対して丁寧に答える、といった対応をしてくれているかどうかを見極めましょう。
 この段階でのコミュニケーションの取りやすさ、細やかさといったことは、後々の関係にも大きく影響してきます。
 なお、この段階での見積りに施主様も立ち会うことから「立ち会い見積り」ともいいます。この立ち合い見積りに当たってどのようなことを見るのか、そして施主様として業者の態度などを含めてどのようなことに注意して立ち会うといいか、といったことについてこちらのコラムで詳しく説明しています。どうぞご一読なさってください。

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解体の立ち会い見積りはどこを見る? 現場担当者に聞く、見積りのチェックポイントをまとめました

【その業者の営業担当者をはじめ社内スタッフの対応】
 業者の営業担当者はその会社の窓口であり、さらに工事を発注した場合には施主様の意向を作業員に伝えるとともに、近隣の方々にも対応するなど幅広く関わる存在です。そのため、誠実かつ適切に事に当たってくれる人かどうかが重要になってきます。
 同様に社内の他のスタッフの存在も大切です。電話対応の感じの良さ、依頼したことを迅速かつ適切に対処する、もしくは担当者に伝える、といったことができているか否かで、工事の進捗に大きく影響を及ぼします。そのため、営業担当はもちろんのこと、施主様が電話等をした場合の対応や感じの良さなどもしっかり見ておくことが必要です。

【取得している許認可、および保険加入の有無】
 解体工事を行うには資格が必要です。ホームページも作って積極的に営業活動を展開している業者で許認可を有していない業者はいないと思いますが、しっかりと確認しておきましょう。
 また、解体工事には危険が伴います。同時に隣家の塀を何らかの事情で傷つけてしまったり、通行していた人にけがを負わせてしまったり、ということが起こる可能性もあります。そういった場合にも、しっかり対処するための保険に加入している業者に依頼すると安心です。

【高すぎず、安すぎずの見積り内容】
 見積り金額では、施主様の立場からすれば、「できれば安い方を選びたい」という気持ちになることと思います。しかし、極端に安い金額はどうでしょうか?
 解体工事の見積り書に記載された合計金額は、解体作業に必要な作業員の人件費、重機回送費、産業廃棄物の処理費と会社の利益を合算した額です。それぞれの業者による違いはあったとして、本来ならば極端に大きな違いはないはずです。
 しかし、どうしても仕事を取りたい場合、手抜き工事や産業廃棄物の不法投棄、見積もり段階では安くしておいて追加工事という形でその分を後から追加請求する業者もなかにはいます。逆にさまざまな項目や理由を加えて、高く請求する業者もいます。
 このように安すぎる場合、高すぎる場合はなぜなのか、単に金額だけを見るのではなく、請求内容をしっかり検討する必要があります。
 こちらのコラムで、見積り書を検討する際のポイントや注意点などについて詳しく説明しています。どうぞ参考になさってください。

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解体見積り書の見方と注意点について

【行政処分や指名停止の履歴の有無】
 残念なことですが、業者のなかには違法行為を行って行政処分を受けている、自治体からの工事に参加できない指名停止処分を受けている場合があります。できれば、そういった履歴がない業者を選びたいものです。
 それを調べるには、インターネットのニュースサイトなどで「会社名・行政処分」といったキーワードでの検索や、都道府県や市役所の工事を管轄する部署に問い合せることもできます。

解体業者探しから解体を始めるに際しての注意点

 解体業者探しは、その後に続く建て替えや土地活用の始まりです。この段階をどのように進めるかによって、その後の計画の進捗にも影響を与えます。
 できるだけスムーズに計画を進めるために、とくに次の2つの点を心掛けておくことをお勧めします。

【スケジュールには余裕をもって】
 何事にも焦りは禁物です。
 とくに解体工事や建て替え、土地活用などは、数日でできることでもなく、土地売却もよい買主がすぐに見つかるとは限りません。まさにタイミングが大きく関係してきます。
 解体工事、新築工事などの工期をある程度把握したうえで、プラスαの時間的な余裕をもって計画を進めることをお勧めします。
 なお、解体工事のスケジュールについてこちらのコラムでも詳しく説明していますので、ご覧ください。

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解体工事は何日かかる? その準備から終了までの期間を説明

【人間関係に縛られない】
 なかには、 “紹介者に申し訳ない気持ちから断れなかった”と、十分に納得のいかないまま紹介された業者に解体工事を依頼した、という方もいらっしゃいます。
 また、解体工事中に隣人の方からクレームを受け、その後の関係悪化の心配から過剰な対応をしてしまった、ということもあります。
 いずれも起こりがちなことですが、施主様としては満足のいく結果ではありません。そうなった原因は「人間関係に縛られた」点にあります。
 この点をクリアして、納得のいくようにするためには次のようにしてはどうでしょうか。業者選びでは「紹介して!」と頼むよりも、「どこの業者に依頼した? 経験を聞かせて」とします。また、解体工事による隣人の方からのクレームやトラブルについては、施主様が直接、隣人の方とやり取りするのではなく、業者を介して対応を進めます。
 マトイではそういったことがあった場合、担当者が対応させていただいています。その方が、先方にも言いたいことをはっきりと伝えられ、スムーズに納得していただけることが多いです。

家の解体についてよくある質問、一問一答

 家の解体や業者探しに際して、施主様の立場で疑問に感じることについて、一問一答でお応えします。

Q1. ご近所で解体工事が始まりました。その家の方が、「業者さんを紹介しますよ」といってくれているのですが、紹介してもらった方がいいでしょうか?

A. 施主様と業者にも相性のようなものがあります。「解体業者探しから解体を始めるに際しての注意点」の項で説明しているように、「紹介」というよりも「検討したいので、お話を聞かせて」というようにしたらいいでしょう。とくに、解体工事がまだ完全に終わっていないのであれば、それまでの間にトラブルが起こる可能性もあり、その際にどのような対応をするかもわかりません。完全に工事が終ってから、話を聞くのがいいでしょう。

Q2. 無料見積りや相見積りは言い出しにくく、それを言われた業者の方が気を悪くするのではないでしょうか?

A. そんなことはありません。現在の業者にとって無料見積りや相見積りは当然のことになっていますから、心配の必要はありません。もしかしたら、古い考えのまま仕事をしている業者や、よほど経営が苦しくて是が非でも仕事を請けたい業者のなかには、抵抗を示すことがあるかもしれません。その場合は、そこに依頼することを控えた方がいいでしょう。もし依頼したとしても後々、なんらかのトラブルが起こる可能性が高いと思われます。

Q3. 依頼した業者が産業廃棄物の処理をきちんとする業者かどうか心配です。確かめる方法はありますか?

A. はい、あります。業者の選択の段階で「マニフェストの発行はできますか?」と担当者に尋ねてください。マニフェスト(産業廃棄物管理票)とは、産業廃棄物がその発生場所から最終処分場まで正しく処理されたことを確認するための書類です。そしてこの伝票を使って、産業廃棄物が正しく処分されることの確認をする制度をマニフェスト制度といいます。「マニフェストの発行はできます」と答えた業者であれば、正しく産業廃棄物の処理を行っています。
 なお、解体工事の際の廃棄物の処分について、こちらのコラムでも説明しています。どうぞご覧ください。

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家を解体する際の廃棄物はどうする? 正しい処理法や安くする方法は?

Q4. 相見積りを取って見積書を比較するためにも、基本金額を知っておきたいと思います。そのためにはどうしたらいいでしょうか?

A. 見積り内容が適切であるかどうかを確認するために、解体工事費用の相場を知っておくことは意味があります。しかし、解体工事費用の相場はなかなか出しにくいものです。また、見積り費用の計算方法も、業者ごとに異なる点が多々あります。そのため、届いた複数の見積り書を丹念に比較検討して、共通して含まれている項目とその額、一方に含まれていて一方には含まれいない項目とその額、追加工事発生時の費用請求などの対応などを検討してください。
 見積り金額をどのように計算して出しているかを知っておくと、見積り書を比較検討する際に役に立つと思います。こちらのコラムで見積り金額の出し方について説明をしていますので、是非ご一読なさってください。

解体業者はどう探す? 探し方の段取りや計画について。

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知って納得! 解体の見積り、どうやって計算して出している?

Q5. 解体工事に際して見積り書や契約書のやり取りをする際、もっとも注意すべき点はどのようなことでしょうか?

A. 見積り書の書式や計算方法は業者ごとに違いがあります。そういった状況であっても、請求項目とその内訳、単価、数量、金額、そして追加工事や追加料金、支払方法について明記されていることを確認してください。もし「一式」といった表記のみの場合は、具体的な内容を確認するようにしましょう。
 契約書では、解体工事の施工内容、契約金額、追加工事発生時や工事遅延時の対応、工事期間、支払期限、工事完了の基準などについて明記されているか、その内容に食い違いがないかを確認します。

まとめ

 解体工事は、その土地の有効活用や家屋の建て替えなどの始まりでもあります。施主様のプランや考えに合った誠実な業者を選ぶことが大切です。それにより、施主様のプランはよりよく進むからです。
 私たちマトイでは、そのような考えで1つ1つの現場に臨んでいます。マトイでは解体工事に伴う廃棄物や不用品の処分、更地にした土地の有効活用のご相談、リフォームなども手がけています。ですから、ときには解体工事だけにとどまらず、施主様と長いお付き合いになるケースもあります。
 1つの解体現場の工事が終ったら施主様との関係はそれで終わり、という考えは私たちにはありません。お仕事として繋がらなくても、私たちが解体し、更の状態になった土地が新たな活動を進めていくことを思い描きながら、現場と向き合っています。
 どうぞ身内に相談するような気持ちで、お気軽にマトイにご相談ください。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
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