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解体して終わりじゃない! 埋め戻しの費用と工程、後悔しないためのポイント

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 解体工事というと、たんに“建物などを壊して取り除くこと”と理解されがちです。
 確かにそうなのですが、そこにはさまざまな専門的技術とそれを適切に使い分けながら工事を進めていく技術が含まれています。
 その1つが、今回のテーマとして取り上げた「埋め戻し」です。この作業を適切に行うことによって、その土地のその後の利用に大きく影響してきます。

 「埋め戻し」は解体工事のクオリティを左右する重要な作業です。マトイでは他の作業と同様に、その土地で過ごされる皆様の安心を願いながら、慎重かつ丁寧に埋め戻し作業にあたります。
 東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事をご検討中の方、どうぞお気軽にお声掛けください。
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埋め戻しとは

 そもそも「埋め戻し」とは、土木や建築の場で用いられる専門用語の1つです。
 解体工事や土木工事、そして建築工事では、建物の基礎や配管を設置したり、それらを取り除いたりするために地面を掘ります。目的の作業が終わったら、掘削した土を地面に戻します。この作業を埋め戻しといいます。

埋め戻しの目的と方法

 “地面の掘った場所を、また埋めて元に戻す”ということは、その土地に大きな意味があります。その「埋め戻し」の目的と方法について見ていきましょう。

 「埋め戻し」と深い関係にある作業に「根切り工事」があります。簡単にいうと、埋め戻しは根切り工事を行って地中にあるものを撤去した後の穴を埋める作業といえます。根切り工事についての説明も併せてお読みください。

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根切り工事とは? 施工前に知っておきたい5つのポイント

埋め戻しの目的

 「埋め戻し」の目的は、掘削等を行った地盤の安定性を保つことです。
 なんらかの目的で地盤を掘削するということは、地下に空間ができます。この空間をそのままにしておくと、地盤が不安定になって沈下や崩壊する恐れがあります。もちろん、その土地に何らかのものを建築する場合も、工事中にトラブルが起こったり、建った建物の安全性も不安定なものとなります。
 そのため、適切に埋め戻しを行って地盤の安定性を確保することで、その土地の将来的なトラブルを防げるのです。そして、土地の価値が保たれ、土地のさまざまな再利用が可能となります。

埋め戻しの方法

 埋め戻しの方法には、「水締め」、「締固め」、「余盛」という3つの方法があります。

方法/水締め(みずしめ)

 水締めとは、埋め戻しの材料になる土や砂利などに水を加えて固める作業です。
 掘削して空洞になった部分に水を撒きながら土や砂利を埋め込みます。それによって土や砂利の粒子が詰まって密になり、均等に締め固められて強度な地盤になります。そして地盤沈下を防ぎます。

方法/締固め(しめかため)

 締固めでは、ローラーやランマーと呼ばれる振動して土壌を圧迫する機械などを使って、埋め戻し材料を圧縮して固めます。これは粘土質のような水などがしみ込みにくい土壌の土地を埋め戻す際に用いる方法です。
 これによって地盤の強度と安全性を高め、沈下や崩壊を防ぎます。

方法/余盛(よもり)

 前述の水締めや締固めによって埋め戻しても、時間がたつごとに埋め戻した土や砂は収縮し、埋め戻した部分に沈下が発生します。それを予測して、あらかじめ余分に埋め戻しを行うことを余盛といいます。

埋め戻しに用いる材料とそれぞれの適用

 埋め戻しの材料としては、それぞれの性質と金額によってA種からD種と流動化処理土、そしてセメントミルクと呼ばれるものがあります。

山砂類

 文字通り山にある砂がもっとも埋め戻しに適しているといわれています。いろいろな場所で採取されて安価であることから、予算を抑えたい場合やセメント材を使えない場所などによく利用されます。埋め戻しに一番利用される材料です。
 しかし、場合によっては締固めや転圧がうまくできないことがあり、その際には陥没や地盤沈下などを引き起こしかねません。
 山砂類を使用する場合は、使う場所の見極めがとても重要です。
 なお、水締めや締固めが工法として用いられます。

根切り土

 基礎を作るときには地面を掘り下げますが、このときにでる土を根切り土といいます。
 これは、その場所の埋め戻しに用いるにはもっとも適した土です。それは同じ地盤から出ている土なので親和性が高く、コストも抑えられるからです。
 しかし、ときにはその土地が何らかの有害物質に汚染されていたり、地盤が粘土層であったり、有機物が多い場所であったりした場合は、そのまま埋め戻すことはできないので、注意が必要です。
 なお、根切り土を埋め戻しに使用する際は、締固めが行われます。

他現場で発生した土の中の良質土

 これは他の現場で発生した土で、再利用が可能な品質の高い土です。
 他の現場で排出された良質な土を埋め戻しが必要な現場に搬入するため、コスト削減はもとより、環境負荷の軽減に大きく役立ちます。
 なお、工法には締固めが用いられます。

再生コンクリート砂

 再生コンクリート砂とは、一度廃棄されたコンクリートを粉砕し、砂状に加工した砂です。おもにコンクリートやモルタルを作る材料として使われます。これを埋め戻しに使用する際は、水締めや機械による締固め工法が用いられます。
 なお、再生コンクリート砂は一般的に粒子の密度が高く、強度も高いといった特徴があります。半面、強い酸化力と毒性をもつ六価クロムが溶出する可能性があるため、使用する際は、使用前に六価クロム溶出検査を行うことが義務付けられています。

 解体現場等で排出される産業廃棄物から、再生コンクリートをはじめとしたさまざまなリサイクル品が生産されています。こちらのコラムで、それらの製品の関連情報を説明しています。どうぞお読みください。

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リサイクルを優先した解体現場の廃棄物、業者と施主様の心がけ

流動化処理物

 工事中に発生した残土に、水とセメントを混ぜたものを流動化処理物といいます。機械で転圧する締固めが難しい場所の埋め戻しに使用されます。
 しかし、コンクリートのように時間経過とともに硬化するため、やり直しができません。

セメントミルク

 セメントミルクは、セメントと水を混合した流動性の高い混合物です。現場の土壌の特徴に合わせた素材の配合ができます。また、工事の進捗状況やトラブルなどの対処や追加工事などにもスムーズに対応できます。

 マトイでは、現場担当者がしっかりと現場の状態を見極め、埋め戻しの方法や材料を判断します。解体工事について、どうぞ安心してマトイにお声掛けください。
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埋め戻しの流れとケース別の費用

 埋め戻し作業は、現場の状況、それに合わせた工法の選択、使用する埋め戻し材料などによって細かい点が異なりますが、まずは一般的な埋め戻し作業の流れを説明します。

埋め戻し作業の基本の流れ

 埋め戻し作業は、次のような流れで通常は進んでいきます。

ステップ1 現場の調査と埋め戻し材料の選択
 最初に、埋め戻しをする現場の地盤や排水状況を調査します。その結果に応じて作業計画を立てます。
作業計画では、どのような埋め戻し材料を用いるか、どのような工法で埋め戻すかを決定した後、埋め戻しの範囲や深さ、必要な機材や作業時間などを決定し、計画します。
 なお、作業計画に基づき、埋め戻し材料の必要量を計算し、手配します。

ステップ2 撤去作業
 現場に残された基礎や地下構造物、地中埋設物等の撤去すべきものを撤去します。それとともに、木片やコンクリート片などのゴミ類を取り除いて、埋め戻し作業を進めやすいように現場を整えます。

ステップ3 埋め戻し材料を搬入
 すでに手配していた埋め戻し材料を現場に搬入します。

ステップ4 分層埋め戻し
 もともと「分層」は全体をいくつかの層に分けることを意味しています。
 この言葉のように「分層埋め戻し」とは一度にすべてを埋めるのではなく、埋め戻し部分をいくつかの層に分け、それぞれの層ごとにしっかり締め固めていく方法です。
 一般的に、各層は20~30㎝程度の厚さに分けます。
 分層して埋め戻すことで、埋め戻した部分の地盤の密度が高くなり、地盤沈下を防ぐことができます。また、作業がより丁寧になるため、地中に残っている配管や基礎などを傷つけるリスクはとても低いです。

ステップ5 締固め、水締め
 埋め戻しを進める際の埋め戻し方法は、そこの地盤の状況によって締固めにするか、水締めにするかを選択します。
 締固めの場合は機械(ローラー、ランマー、プレートコンバクタ―など)を使い、水締めの場合は水を撒きながら、地盤をしっかり圧縮します。この作業が不十分だと、将来的に地盤沈下を引き起こしたり、上に建つ建築物に影響を与えたりする可能性が高くなります。

ステップ6 排水設備の設置
 必要に応じて、ドレーン管や暗渠排水などを用いて排水設備を設置します。これにより、雨水のたまりや浸透による地盤の弱体化を防ぎます。

ステップ7 最終整地
 最終的に整地をしますが、この際に、必要に応じて土や砂利などを追加して高さや傾きなどを調整します。この整地の完了をもって埋め戻し作業が終了となります。

古井戸の埋め戻しの流れと費用

 家屋の解体の際に古井戸が見つかり埋め戻しを行う、ということもあります。その場合の作業の流れは次のようになります。

ステップ1 井戸内部の清掃
 井戸のなかに溜まっている水、枯れ葉、汚泥などを取り除きます。とくに長年使われることなく放置されてきた井戸であるほどその量は多くなります。
 そのまま埋め戻すことは、場合によっては新たな地中埋設物となって後の地盤や種々の工事に影響を与えかねません。この段階で、きれいに取り除いておくことが大切です。

ステップ2 息抜きの設置
 井戸の底から地表までパイプを通して、ガス抜きのためのルートを確保します。これを行うことによって、地盤沈下の予防にもつながります。
 また、「井戸には神様が宿っている」という考えもあり、ガス抜きは「神様の通り道」ともとらえられています。

ステップ3 埋め戻し作業
 通常の埋め戻しと同じように、分層埋め戻しを行っていきます。なお、埋め戻し材料には、再生砕石、再生砂、良質な川砂などを使用します。

ステップ4 井戸枠の撤去と整地
 地面まで埋め戻した後に井戸枠を撤去し、整地作業を行います。
 このとき、息抜きパイプだけが残っている状況になります。息抜きパイプを撤去するタイミングは、次のとおりです。
・その場に新たな建物を建てるとき。
・数か月~1年ほどして地盤が安定したとき。
・とくに予定がない場合には、井戸があった場所の目印や信仰的な配慮として残しておく。
 なお、すでに触れているように井戸には「神様が宿っている」という信仰的なとらえ方があります。そのため埋め戻し作業を行う場合に、施主様によっては井戸から神様の魂を抜くためのお祓い(魂抜き)を希望されることがあります。

【古井戸の埋め戻しにかかる費用の目安】
○埋め戻し作業として 15万円~
○お祓い等を行う場合、埋め戻し作業とは別に 3万円~

 井戸の埋め戻しについては、こちらのコラムで詳しく説明しています。どうぞこちらのコラムも参考になさってください。

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使わない井戸。埋める? 壊す? どんな方法で処理できる? そして費用は?

浄化槽の埋め戻しの流れと費用

 浄化槽を埋め戻しする場合は浄化槽本体を残す場合と、すべてを撤去する場合があります。
 浄化槽本体を残して埋め戻すと、建物の建て替え時に地盤沈下のリスクが高まったり、それが原因となって計画通りの建築ができなくなることがあります。
 また土地を売却する際、重要事項説明義務として浄化槽本体が地中に残っていることを伝える必要があります。その場合、撤去費用分の値引きを要求されることもあります。
 この説明を行わずに浄化槽本体を残したまま売却すると契約不適合責任を問われ、買い手から損害賠償請求や契約解除および撤去費用の請求をされることがあります。
 このようなことから、費用がかかったとしても浄化槽は全撤去することがおススメです。

【浄化槽を全撤去する場合の流れ】
ステップ1 浄化槽内の最終清掃と消毒
 最終清掃と消毒は、浄化槽法という法律によって義務付けられている法定作業です。
 バキュームカーで槽内に残っている汚泥や水を吸引し、高圧洗浄できれいに洗浄します。その後消毒を行います。

ステップ2 設備機器を撤去
 浄化槽には槽本体のほか、ブロワーと呼ばれる送風機や配管などの付属機器がありますが、それらを取り外します。

ステップ3 蓋や本体を解体する
 浄化槽の蓋を外して、重機を使用して浄化槽本体を掘り出します。

ステップ4 埋め戻し~整地
 大きな穴が開いたようになっている浄化槽の掘削跡に砕石や良質土を投入し、分層転圧を行って地盤をしっかりと固めていきます。そして最後に整地を行って完了です。

ステップ5 浄化槽廃止届出書の提出
 浄化槽は浄化槽法という法律によって、設置から撤去に至るまでの管理・取り扱いが定められています。浄化槽を廃止した場合は浄化槽廃止届出書を、各自治体の浄化槽担当部署に提出します。

【浄化槽の埋め戻しにかかる費用の目安】
○全撤去した場合 20万円~

 浄化槽の解体撤去については、こちらのコラムでも詳しく説明していますので、ご覧ください。

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身近でもあまり知られていない浄化槽、正しく知って適切に「撤去」を

まとめ

 本文で説明しているように、埋め戻しを行わないでいると地面に大きな穴が開いたままの状態になります。また、適切な埋め戻し作業が行わなければ地盤沈下などが起こり、建物の傾きや崩壊さえも起こりかねない状況になります。
 埋め戻しという作業は、目立つ作業ではありませんが、解体工事後の土地のクオリティや地盤やそこに建つ建物の安全性に大きく関係しているものです。
 だからこそ、私たちマトイでも決しておざなりな作業をすることなく、整地とともに作業の総仕上げとして力を尽くして作業にあたっています。
 当社のキャッチフレーズである「よく働くマトイ」には、細かいところにも手を抜くことなく、真摯に向き合う姿勢も込めています。解体工事等をご検討中の皆さま、どうぞ安心してマトイにお声掛けください!
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
どんな些細なことでも丁寧にお答えいたします。お気軽にお問い合せください。

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