解体工事のお知らせがあったら? 知っておくと安心な確認ポイント
かいたいコラム
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解体工事を行う場合、通常、工事現場となる場所の周辺の方々に対して、事前に工事をする旨をお伝えします。これは解体工事に限らず、建築工事などでも同様です。
このコラムを読んでくださっている方々の多くも、そうしたお知らせを受け取った経験があるのではないでしょうか。
今回は施主様となる立場の方にとっての、解体工事のお知らせについて説明します。
「費用はいくらぐらい?」、「解体前にどんな準備が必要?」、「ご近所とのトラブル回避策とか心配」などなど、家の解体では、工事以前のことも含めてさまざまな心配事や疑問点が出てくるもの。そんなときは、どうぞマトイにお声をかけてください。
東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事を行っているマトイでは、工事の前から皆様のパートナーとして、さまざまなご相談にも対応させていただいています。
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解体工事における「お知らせ」の意義
解体工事における「お知らせ」には、実は工事を円滑に進めるためのとても重要な意味があります。「お知らせ」をするか、しないか、によって工事に対する近隣住民の受け止め方や信頼関係に変化が生じる可能性があります。
それは「お知らせ」が単なる儀礼的なものではなく、近隣の人々と施主様および工事関係者との信頼関係を築き、トラブルを未然に防ぐものとなるからです。
「お知らせ」の意義には、次のようなものがあります。
〇「お知らせ」の意義1 近隣の住民への配慮
工事に伴う騒音や振動、粉じんなどが発生すること、またその影響を事前に伝えることで、工事に対する理解と協力を得やすくする。
〇「お知らせ」の意義2 トラブル防止
工事に対する苦情やクレームの発生を抑え、円滑な工事進行の環境を整える。
〇「お知らせ」の意義3 法令遵守
自治体のなかには解体工事通知書や看板設置が義務化されているところがあり、その場合はコンプライアンス対応として重要。
〇「お知らせ」の意義4 安全確保
工事区域や危険個所を明示することで、通行人や住民の安全を守る。
〇「お知らせ」の意義5 信頼関係の構築
施主様と施工業者が近隣住民に対して誠実な姿勢を示すことで、地域との良好な関係を築く。
解体工事では、周辺の方々にさまざまな影響を及ぼします。その1つが騒音です。その対処のために必要な情報をこちらのコラムでまとめていますので、参考にご覧ください。
解体工事の「お知らせ」の方法にはどのようなものがある?
解体工事についての「お知らせ」というと、「挨拶状」のような書類をイメージしがちです。もちろん、これも重要な「お知らせ」の形です。しかし、それ以外の方法もありますので、ここに整理しておきましょう。
挨拶状
まず挨拶状を兼ねた書面での「お知らせ」です。これは、利用範囲がとても広いもので、現場周辺の家などに配布するほか、直接挨拶回りをする際に持参して工事に関する説明に利用します。また、工事の影響を直接には受けないものの、何らかの事情で工事に関連するような人や会社などに配布することもあります。
そこに記載するべき内容は次のとおりです。
〇挨拶状に記載するべき内容
*現場の住所
*工事期間および作業の時間帯
*作業内容(重機使用の有無、騒音発生の可能性など)
*安全対策(防音シート、散水、交通誘導など)
*近隣へのお詫びと工事に対するご理解とご協力のお願い
*施工業者名と連絡先
訪問しての挨拶回り
現場の近隣住民や会社・商店などには、直接、挨拶に回ります。
誰が挨拶回りをするかについては、それぞれの施主様と業者で決めることになります。一般的には、施主様の依頼を受けて業者がご挨拶に回りますが、近隣の方々と施主様との関係性においては、施主様も一緒に挨拶回りを行うことがあります。挨拶を受ける側としては、施主様も一緒になるとより丁寧な印象をもちやすいです。
なお、挨拶回りは誰がするかは施主様と業者で決めますが、施主様が回られる場合は、業者も一緒の方が工事に関する質問が出たときに対応しやすいです。
また、この際にも挨拶状を持参してください。挨拶に伺った際に、必ずご家族が全員そろっているとは限りません。挨拶状を渡しておくことで、ご不在中のご家族にも伝えてもらうことができます。
挨拶回りは、近隣の方々に工事の理解と協力を得るための大切な段取りの1つです。決まった形はありませんが、一般的に抑えておきたいことなどをこちらのコラムでまとめています。どうぞお読みください。
工事現場での掲示
「お知らせ」には現場の仮囲いの外側に掲げるものもあります。
解体工事に関する内容や注意喚起、そしてご協力のお願いなどを記すものです。
挨拶状や直接お知らせする人たちのほかに、少し離れた場所でも何らかの工事の影響を受ける近隣住民、工事現場周辺を通行する人たちに向けた、安全配慮と情報提供のためのものになります。
掲示内容については「挨拶状」に記すものとほぼ同様のものです。しかし、施工業者情報の記載に当たっては、「施工会社名」「担当者名(現場責任者名)」「連絡先(緊急連絡先)」をわかりやすく記載します。
最近は急激な気象変化や突風・豪雨などによって工事現場にもさまざまな被害が発生しています。工事がお休みでも、これらによる現場の変化は起こりかねません。通行者や近隣住民の方々のお知らせも、重要な安全管理のための情報提供になります。そのためにも、連絡先は見やすい場所に分かりやすく明示しておく必要があります。
工事現場の外壁に掲示するもの
「お知らせ」も含めて、工事現場の外壁に掲示するものには、次のものがあります。
〇工事標識(法令に基づく表示)
・工事の名称、場所、工事期間、施工業者名および代表者名、現場責任者名と連絡先など。
〇安全標識や注意喚起するもの
・「立ち入り禁止」、「ヘルメット着用」、「足元注意」などの文言やピクトグラム(視覚記号)など。
〇工事案内などの近隣向けのもの
・工事の挨拶状と同様の内容、苦情および緊急連絡先となる現場責任者名と電話番号
〇緊急時対応情報
・緊急連絡先である現場責任者名および本社名と電話番号
・必要に応じて消防、警察、救急の連絡先
・避難経路図(大規模現場や学校近隣など)
工事現場のお知らせの掲示は、仮囲いなどができた段階からですが、こちらのコラムで解体工事全体の流れなどを説明しています。併せてご覧ください。
終了のお知らせ
近隣の方々に対して、工事が終了したことのお知らせは、一般的には行うことはありません。
しかし、工事中などに何らかのアクシデントやクレームなどによってよりご迷惑をかけた相手がいるような場合は、その内容等を踏まえながら、「工事が終了したことのお知らせ」をする場合があります。これもケースバイケースという形になります。
解体工事に際してご近所への挨拶は大切なことです。そこには、工事以前の施主様とご近所とのお付き合いも考慮する必要があるとマトイでは考えます。
ときには、施主様のお考えとは異なるご提案をする場合もありますが、しっかりと話し合ってベストな方法を選択します。
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解体工事の挨拶のポイント
この項では、解体工事に先立って対面で挨拶する場合のポイントについて説明します。
まず大切なことは、「誰が」「誰に」対して挨拶をして工事のお知らせをするかです。
費用として大金が必要となる解体工事では、解体費用はもちろん挨拶回りやお知らせの作成などの費用も施主様としては気になることでしょう。こちらのコラムで解体工事に関する費用について説明していますので、お読みください。
挨拶回りのポイント
挨拶をする立場にある人は、「施主様」と「解体業者の担当者」です。
施主様と業者がそろって挨拶する場合、または業者のみで挨拶する場合があります。
施主様のみが挨拶をして、業者が全く挨拶をしないというケースはほぼありません。なぜならば、挨拶時に工事の説明を行うのですが、なんらかの質問があった場合、業者がいないと施主様だけでは十分に応えらないことがあるからです。
なかには「挨拶回りは施主様に行ってもらって、自分たちはタッチしない」というスタンスの業者もあるようです。
しかし、マトイではお請けした工事に対しては、すべて当社で挨拶用の粗品と挨拶状を持参して、担当者が挨拶に回ります。
工事中、近隣住民やいつも通行する方々と接するのは、おもに私たち業者です。これは私たち業者が、工事に関するお問い合わせやクレームなども受け付けます。そのための責任の所在を明確にするための姿勢でもあります。もちろん、施主様との話し合いによって、施主様もともにあいさつに回ることもあります。
施主様と業者による挨拶のメリット
施主様と業者が挨拶するメリットは、それぞれに異なるものがあります。
・施主様が挨拶することで……
近隣の方々に対して「工事によってご迷惑をかけて申し訳ない」といった思いと誠実さを伝えることができます。対面で挨拶することで、信頼感がより強く生まれます。
・業者の担当者が挨拶することで……
工事の内容や技術的な質問に、その場で対応できます。
挨拶回り以外にも解体工事で施主様が行うことはいろいろあります。その1つが、こちらのコラムにある産業廃棄物に関するものです。こちらも重要なものですので、どうぞお読みください。
挨拶をする対象となる人々
また挨拶する相手をどこまでにするか、これについては判断が難しいところです。これは影響の大きさを考慮します。
挨拶する範囲としては、現場を中心に両隣の家、向かいの家、裏の家、斜め向かいの家・少し離れた家などが挙げられます。それぞれのポイントを挙げます。
〇両隣の家
騒音、振動、粉じんの影響をもっとも大きく受けるため、挨拶は欠かせません。
〇向かいの家
両隣の家よりも騒音、振動、粉じん等の影響は若干少なくなる可能性はあるものの、工事車両の出入りや道路使用などで迷惑をかける可能性があり、挨拶は欠かせません。
〇裏の家
建物の裏側からの騒音・振動、そして時に害虫や害獣の逃げ込みなどが起こる場合もあり、こちらも挨拶は欠かせません。
〇斜め向かいの家や少し離れた家
前述の家よりも影響は少なくなるものの、粉じんや騒音が届く可能性がある場合は、念のため挨拶しておくと安心。この点については工事の規模などを含めて、業者と話し合ってみることをお勧めします。
マトイではこのように判断に迷うようなケースでは、挨拶を行っています。それは影響がゼロではなく、しっかりと先様を尊重し、配慮している姿勢をあらかじめ示すことで、工事に対するご理解も得られるからです。
こちらのコラムでは、解体工事に際して隣家とのトラブル回避のためのポイントを説明しています。どうぞ参考になさってください。
挨拶のタイミングとそのポイント
〇挨拶のタイミングは、工事開始の7~10日前が理想的。
〇挨拶にベストな時間帯
平日の夕方:比較的、家族の誰かが帰宅している時間帯。
土日の午前中:家族の多くが在宅し、比較的ゆとりのある時間帯。
土日の午後:比較的家族がそろい、昼食後の落ち着いた時間帯。
〇避けた方が無難な時間帯
早朝(~09:00):出勤や通学準備等で忙しい。
昼食時(12:00~13:00):食事中の可能性。
夜間(19:00~):くつろぎの時間帯で、迷惑になりやすい。
〇不在時の対応
ライフスタイルが多様化している現在、何度訪問しても留守の場合があります。マトイではその場合、担当者の名刺・挨拶状・粗品をポストに投函し、後日再訪問しています。
まとめ
今回は「お知らせ」をテーマに進めましたが、いかがでしたでしょうか。挨拶回りも含めて、解体工事をどのように近隣の方々にお知らせするか、その方法や挨拶状の内容などによっても、受ける側の方々の工事への印象は大きく変わり、円滑に進むかどうかを左右することもあります。
マトイでは、円滑かつ安全な工事とともに、施主様の工事後の近隣の皆様との関係が、よりよいものになることを願いながら「お知らせ」に配慮を重ねています。
皆様の大切な財産を、次の新たな財産の形に繋げる解体工事。マトイは施主様と共に、よりよい解体工事となるよう努力を重ねます。
東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県での解体工事は、どうぞマトイにお任せください!
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記事の監修
株式会社マトイ 営業担当菅野
株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
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