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20坪の解体費用を比較するポイント—同じ広さでも金額が変わる理由

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※弊社コラムに記載の価格は執筆当時のものであり、現在の価格とは異なる場合があります。

 20坪前後の住宅を解体するケースは、比較的よく見られます。
 しかし、同じ20坪でも、現場の条件によって見積り額に大きな差が生じることがあります。これは坪数のほか、現場の付帯物・残置物・道路状況・地中埋設物やアスベスト使用の有無など、建物を取り巻くものがコストに大きく関係するためです。
 今回のコラムでは、20坪の家の解体費用を比較する際に押さえておきたいポイントを整理します。
 なお、近年は人件費や廃棄物の処分費などの上昇により、解体費用も以前より高くなる傾向があります。本コラムでも、現在の費用の目安を紹介します。

 マトイは東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県の解体工事やリフォーム工事をお請けしています。しっかりと現地調査を行い、わかりやすい見積りと説明で、安心し納得できる工事をご提案しています。
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坪単価を理解して解体費用総額を把握

 家を解体しようとする場合、まず気になるのが解体費用です。
 解体費用の目安は、坪単価によって計算できますが、それ以外にも全体の費用を左右する要素があります。

坪単価は建物本体の解体費

 解体費用がどのくらいかかるかの目安になるのが、坪単価です。
 坪単価は「建物本体を解体するための1坪当たりの基本費用」を指します。一般的に坪単価には重機による解体作業、手壊し作業、廃材の積込みなど、建物そのものを壊す費用が含まれます。解体する建物の延べ床面積に坪単価を乗じることで、建物本体の解体費用の目安を割り出せます。
 ただし付帯物の撤去や残置物処分、地中埋設物の撤去などは別途費用となります。
 また坪単価に含まれる費用の範囲は業者によって異なるため、見積りの内訳を確認することが大切です。

解体費用の総額を構成する費用

 建物の解体費用の総額には、本体費用以外に次の費用がかかります。

【解体費用の総額を構成する費用の項目】
〇建物本体の解体費用:坪単価×延べ床面積(坪数)で計算
〇アスベスト事前調査・結果報告費
〇アスベスト除去費(アスベストが使用され、除去する場合)
〇廃材の運搬・処分費
〇足場・養生シートの設置費
〇付帯物(庭木・庭石・ブロック塀など)の撤去費
〇残置物の処分費
〇地中埋設物の撤去費
〇重機回送費・諸経費

 解体工事の見積り書には、必要な費用が項目別に記載されています。こちらのコラムでは、見積り書を読み解くために必要なポイントを説明していますので、参考にしてください。

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解体見積り書の見方と注意点について

20坪の家-構造別解体費用の計算例

 
 解体費用の総額は、「坪単価を基に計算する建物本体の解体費用」と「それ以外の費用」の合計金額ということになります。そして本体以外の費用は、本体費用の30~50%に相当することがあります。
 ここでは費用のイメージをつかむため、各構造別建物の坪単価の目安と、それを基に仮に「それ以外の費用」を30%とした場合の計算例を紹介します。

【各構造別建物の坪単価の目安】
〇木造の解体坪単価        5万円~
〇鉄骨造の解体坪単価       7万円~
〇鉄筋コンクリート造の解体坪単価 10万円~

【延べ床面積20坪の木造家屋の場合】
〇坪単価:5万円~/坪
〇本体費用の目安:5万円~×20坪=100万円~
〇本体費用以外の費用:100万円~×0.3=30万円~
〇解体費用の計算例:100万円~+30万円~=130万円~

【延べ床面積20坪の鉄骨造家屋の場合】
〇坪単価:7万円~/坪
〇本体費用の目安:7万円~×20坪=140万円~
〇本体費用以外の費用:140万円~×0.3=42万円~
〇解体費用の計算例:140万円~+42万円~=182万円~

【延べ床面積20坪の鉄筋コンクリート造家屋の場合】
〇坪単価:10万円~/坪
〇本体費用の目安:10万円~×20坪=200万円~
〇本体費用以外の費用:200万円~×0.3=60万円~
〇解体費用の計算例:200万円~+60万円~=260万円~

 こちらのコラムでは木造家屋の解体に際しての費用や流れ、補助金の活用などについて説明しています。例に挙げる構造や坪数は異なりますが、解体の流れなどを参考にしてください。

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木造解体を考え始めたら…。 費用や段取り、補助金等を徹底解説。

20坪の家、解体費用を変える現場の条件

 本体費用以外に必要になってくる費用は、各現場の条件が大きく関係してきます。
 例えば、現場の敷地内に入るまでの道がとても狭い場合、重機や車両が入りにくくなるため、工事に必要な機材の搬入や解体作業で、人力による作業が増えます。そうなると時間もかかり、人件費も余計にかかることになります。
 解体費用に影響する主な現場条件は次のとおりです。

前面道路の幅や重機の進入可否

 住宅密集地で道路が狭い、現場までの道の途中に通行を妨げる障害物がある等の理由によって重機をはじめとした工事車両が入れないことがあります。
 そうなると機材等の搬入が人力になったり、解体作業に手壊し作業が増えたりして、費用が上昇する可能性が高くなります。道路幅が狭い住宅密集地では、重機や工事車両が進入できるかどうか、事前に確認することが重要です。

隣家との距離

 現場と隣家との距離が非常に近いケースがあります。
 この場合、重機や資材の搬入や作業によって、隣家の外壁や塀などの付属物を傷つけたり、汚したりする可能性があります。そのため、養生を強化したり、手壊し作業を増やしたりすることがあり、費用が高くなる傾向があります。

残置物の量

 解体する建物内にある家具・家電・生活用品など、残されているものが多いほど、処分費用が大きく増加します。1部屋分の残置物で数万円、家全体に残っている場合は数十万円以上になることもあります。
 着工までに自分たちで残置物を処分しておくことは、解体費用を抑える方法の1つです。

 解体工事で施主が見落としがちな残置物の処分。しかし、残置物は廃棄物の量を増やし、費用負担を大きくしがちです。こちらのコラムで残置物処分の方法について説明しています。

20坪の解体費用を比較するポイント—同じ広さでも金額が変わる理由

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残置物の撤去で失敗しない方法|業者選びと費用の目安を解説

庭木・庭石・ブロック塀などの付帯物

 ブロック塀や門柱・門扉、ガレージ、庭木の伐採、庭石の撤去など、付帯物といわれるものは、解体撤去の費用が建物本体とは別になり、費用増の要因になります。
 特に大きく成長した樹木の伐採・伐根などは、場合によって専門業者への依頼が必要になり、追加費用が加わります。

地中埋設物(古い基礎・浄化槽・井戸など)

 追加費用の代表例として、解体工事や整地を進めるなかで発見される地中埋設物があります。
 これは事前に予測して見積り費用に組み込むことが難しく、撤去には数万円以上の費用がかかり、その量や内容によっては数十万円の追加費用が発生することがあります。

アスベストの有無

 解体工事に際しては着工前に、アスベスト含有建材の使用の有無を調べる事前調査とその結果報告が必須となっています。そのための費用が見積りに含まれているか、あらかじめ確認しておきましょう。
 事前調査の結果、アスベスト含有建材が使用されていることが判明した場合、それに応じた方法の除去作業が必要になり、追加費用となります。

 解体工事では、追加工事をはじめとした想定外の出来事が起こる可能性があります。マトイでは、そういった事態においても、しっかりと施主とコミュニケーションをとりながら対応を進めています。
 解体工事は安心してマトイにお任せください。
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見積り書に記載される「一式」の注意点

 「一式」とは、複数の物や工程を1つにまとめて、1セットとして扱うことです。これは解体工事に限らず、見積り書や請求書をみると「一式」という記載を見ることがあります。しかし、見積り書を読むうえで、この記載には注意が必要です。

「~~一式」の表記がもつリスク

 「一式」と表記されている項目には、内訳が不明確なことがあります。備考などで、一式に含まれる内容が記載されていればいいのですが、そうでない場合があります。
 内容の説明がなく「一式」と記載されたものは、その内訳がはっきりせず、追加費用が発生しやすいリスクがあります。「一式」の内容が曖昧なまま契約すると、追加工事が発生した際に、どの費用が契約金額に含まれているのか分かりにくくなります。

「一式」という表記で確認すべき点

 「一式」という表記があって、具体的な内容の説明がなかった場合、一式のなかに「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を具体的に確認する必要があります。「含まれていないもの」を行う必要が生じた場合、追加費用となるからです。
 以下に見積り書などに「一式」と記載されていた場合に、確認すべき点を説明します。

〇作業範囲の明確化
 「一式」に何が含まれているのかを確認。

〇付帯工事がどこに含まれているか
 以下の解体工事は、付帯工事として追加費用が発生する可能性の高いものです。これらに関する明確な記載がない場合、「一式」と記載されているなかも含めて、どこにその費用が含まれているかを確認します。
・ブロック塀
・カーポート
・庭木や庭石
・物置
・浄化槽や井戸

〇廃棄物処理費の内訳
 廃棄物の処理費用は、木屑・コンクリートガラ・金属クズ・混合廃棄物など、種類や量によって費用が異なります。「一式」でまとめられている場合は、どの廃棄物をどの程度処理する費用なのか分かりにくいため、品目や数量、単価などの内訳を確認しましょう。

〇残置物の扱い
 残置物は、その量によって費用が大きく変動します。
 そのため「一式」に含まれているのか、別途なのかを必ず確認します。

〇地中埋設物の扱い
 地中埋設物の存在の有無は、工事を進める過程でわかります。ただし、その内容によっては撤去費用が高額になることがあります。地中埋設物が見つかった場合の扱いについては、見積り段階で明確にしておく必要があります。
・地中埋設物が見つかった場合の対応方法と費用負担
・地中埋設物が見つかった場合の追加費用の算出方法

〇養生・足場・重機回送費がどこに含まれているか
 これらの費用は「仮設費用」として「一式」でまとめられていることがあります。その場合、項目ごとの費用の記載・確認が必要です。

〇諸経費の算出根拠
 「諸経費」には、以下に挙げている費用が含まれている可能性があります。諸経費に付帯工事費や残置物処理費などを含め、一式でまとめているケースもあります。この項目が一式表記されている場合、具体的な項目と内容および計算方法を確認しましょう。
・現場管理費
・各種届出や報告に関する費用(建設リサイクル法、アスベスト事前調査報告など)
・近隣対策費
・付帯工事費・廃棄物処理費・残置物処分費・地中埋設物撤去費・養生費は要注意

 地中埋設物はなかなか予測のつかないものですが、それが存在する可能性を探る方法などについてこちらのコラムで説明しています。

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古い家の解体費用を左右する、土地の歴史と地中埋設物について

追加費用を防ぐ事前の確認

 施主にとって計画の狂いや経済的負担の増大につながる追加費用は、できれば避けたいものです。そのため事前に行っておくとよい確認事項を以下に挙げます。

現地調査時に業者に伝え、確認すること

 解体工事では施主と業者とのコミュニケーションが大切です。それは最初の現地調査の段階から始まっています。現地調査に際して、以下に挙げるような要望やわかる限りの情報を業者に提供することで見積りの精度がより高まります。

〇解体業者に処分を依頼する残置物の有無や量
〇庭木、庭石、ブロック塀などの付帯設備で撤去するもの、残すもの
〇重機の進入ルートや駐車スペースの有無
〇地中埋設物が存在する可能性を示唆する情報
・何代も暮らしてきた家や建て替えを行ったことのある家
・古い浄化槽や井戸の有無
〇解体する建物が建築された年代
・アスベスト含有建材使用の可能性

 現地調査は的確な見積りを作成するために欠かせません。こちらのコラムで、現地調査を含めて解体工事着工前から完工までに行うことを説明していますので、参考にしてください。

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解体現場の一日を公開! 工事の流れ・作業内容・立ち会いのポイントとは?

契約前に書面で明確化すること

 次のことについては、業者との口頭の対話で確認するほか、書面に残しておきます。
〇見積りの内訳(「一式」表記の詳細)
〇追加費用が発生する条件
〇地中埋設物の扱い
〇アスベスト調査・除去費の計上方法
〇工期と作業範囲

20坪の見積りを比較するためのチェック・ポイント一覧

 相見積りの際など、20坪の解体費用を正しく比較するためには、各社がどこまでの作業を見積りに含めているかを丁寧に確認する必要があります。
 これまでの説明と重なる点がありますが、再確認してください。以下のチェック項目を押さえておくことで、見積りの「抜け」や「条件の違い」が見えて、比較しやすくなります。
〇坪単価の根拠が明確か
〇付帯物の撤去費が含まれているか
〇残置物処分の範囲が明記されているか
〇重機の進入可否が確認されているか
〇地中埋設物の扱いが明記されているか
〇アスベスト調査・結果報告の費用が加わっているか
〇足場や養生費の記載があるか
〇廃材処分費の計算方法の記載があるか
〇追加費用の条件が明確に記載されているか
〇工期と作業範囲が具体的に記載されているか

 同じ延べ床面積でも、こちらのコラムのように平屋と二階建てといった階数の違いがあります。同じ構造でも費用が異なる要因の1つとして、併せてお読みください。

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平屋の解体費用は二階建と比べて・・? 費用を抑えるコツを徹底追究。

まとめ

 20坪の解体費用は、建物の構造だけでなく、現場の条件や付帯物の有無によって大きく変動します。特に近年は処分費・人件費の高騰により、以前よりも相場が上がっています。
 見積りを比較する際は、坪単価だけで判断せず、内訳の明確さと追加費用の条件を必ず確認することが重要です。事前に現地調査を行い、見積りの内容や追加費用が発生する条件などを明確に書面に記載してもらうことで、予期せぬ追加費用を防ぎやすくなります。やむを得ず追加費用が発生した場合にも、あらかじめ条件を確認しておけば、納得したうえで解体工事を進めやすくなります。
 マトイでは一般の方々にとってわかりやすい見積りをご提示するとともに、説明も欠かさず行っています。また、折々の施主様からのお問い合わせに対しても、その都度、お応えしています。解体工事をご検討中の方々は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
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