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散水で粉じんを抑える3つの必須対策~解体工事の安全管理ガイド

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 解体工事の現場で、作業員が水を撒いているのを目にしたことのある人は、「なぜ?」と思ったかもしれません。
この“水を撒く=散水”という行為は、解体工事のなかでとても重要な役割を果たしています。今回は、この散水について説明を進めていきます。

 散水は解体工事全体から見ると、補助的な作業という見方ができます。しかし、安全な工事、とくに現場および周辺に対する環境保全のために欠かせないものです。
 私たち「よく働くマトイ」は、こういった作業1つにも手を抜くことなく、徹底して行っています。
 東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事をご検討中の皆様は、どうぞ安心してマトイにお声掛けください。
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粉じんを抑えるための対策の3本柱

 散水は粉じんを抑えるために行います。しかし、粉じんを抑えるための対策は、散水だけではありません。
 粉じんの抑制対策は「散水」、「養生」、「清掃・搬出管理」の3つがあります。
 散水による粉じん抑制、養生による外部遮断、清掃・搬出管理による粉じんの再飛散防止、これらが一連のものとして実施されて初めて目的を果たせるのです。“粉じん対策の3本柱”ともいえるもので、このどれか1つでも欠けると、粉じん対策の効果は低下してしまいます。
 それぞれの対策のポイントについて説明します。

散 水

 散水は粉じん対策の基本ともいえる対策であり、最も効果的なものです。
 一連の解体工事のなかで、粉じんが発生しやすい解体作業時、そして廃棄物の搬出時に水を撒いて粉じんが飛散するのを抑えます。
 とくにアスベストが吹き付けられている場所の解体作業や、アスベスト含有建材を除去するときには、散水によってその場所が常に湿潤している状態を維持して作業を進めることが、法令で義務付けられています。
 さらに後述しますが、散水を行うための方法にはいくつかの種類があります。作業場所の特徴に応じて適切な散水方法を選択、配置し、散水設備が日頃から正常に機能するよう管理することが大切です。

 アスベスト除去作業は人の健康に重大な影響を与えるため、より厳密な粉じん対策が必要になります。その工法については、こちらのコラムを参考になさってください。

散水で粉じんを抑える3つの必須対策~解体工事の安全管理ガイド

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アスベストの封じ込め工法、囲い込み工法の違いとは?

養 生

 防音や防じんの機能をもった養生シートや仮囲いなどによって現場を囲むことで、現場と外部を遮断します。それによって解体工事で発生する粉じんが外部に流出するのを防ぎます。
 また、アスベストの吹付箇所やアスベスト含有建材を取り除く際は、そのアスベストのレベルによってはその場所を囲い込んで「負圧養生(陰圧化)」して、粉じんが外部に漏れないようにアスベストの除去作業を行います。

 養生は粉じんのみならず、防音や防振など解体工事による周辺への影響を抑えるために大切なものです。養生および養生シート等について、こちらのコラムをお読みください。

散水で粉じんを抑える3つの必須対策~解体工事の安全管理ガイド

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解体時にはきちんと養生を! 養生シートの効果や種類をご説明。

清掃・搬出管理

 飛散・浮遊する粉じんを完全に除去することは難しいことですが、そのリスクを可能な限り低くするための方法が解体現場内、および現場周辺の外部の清掃です。これによって飛散・浮遊する粉じんの体積や再飛散を防止します。
 また廃棄物を搬出する際にも粉じんを飛散させてしまう可能性があります。そのため、廃棄物等を積んだトラックの荷台を適切にシートで覆ったり、タイヤを洗浄したりするなどの管理が必要です。
 さらに道路や歩道へ粉じんが流出するのを防ぐために、搬出ルートの散水と清掃も行うことで、周辺環境への粉じんの影響を抑えます。

散水の目的と効果

 今回は粉じん対策の3本柱の1つである「散水」に焦点を当てています。
 解体工事のなかでも、とくに重機を用いて解体する際には大量の粉じんが生じるため、大量の水を撒きながら作業を進めます。その目的には、次のようなものがあります。

散水の目的と効果/粉じんの飛散防止

 散水の一番の目的は、解体工事中に発生する粉じんの飛散を防止することです。
 建物の解体で木材やコンクリートを壊す際、周辺に粉じんが飛散します。重機で解体する場合は、さらに大量になります。それらを抑える目的で散水を行います。

散水の目的と効果/作業員や近隣の人々の健康保護

 解体工事では木材やコンクリート、石膏ボードなどを破砕することで微細な粉じんも周辺に飛散します。これらを吸い込むことで作業員や近隣の住民は咳やのどの痛み、ぜんそく、慢性気管支炎などの呼吸器系の症状を引き起こす可能性があります。とくにアスベストを含んだ粉じんは発がん性があるため、アスベストのレベルに応じた厳格な作業管理が決められています。
 また、散水は事故防止にも関係しています。粉じんが飛散した環境での作業は視界が悪く、そのために事故を招く危険性があります。そういったことを避けるためにも、散水で作業環境をよりよい状態にしておく必要があります。

 アスベストは、飛散の程度によってレベルが分かれて、解体撤去時の対策もレベルごとに決められています。こちらのコラムで、それらについて説明していますので、お読みください。

散水で粉じんを抑える3つの必須対策~解体工事の安全管理ガイド

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アスベストレベルの違いは? 危険度や手続きなど

散水の目的と効果/近隣住民への配慮

 粉じんによって、工事現場の近くで暮らす人々は洗濯物・車両が汚れたり、傷ついたりする可能性があります。また入り込んだ細かい粉じんで室内が汚れることもあります。
 こういったことをできるだけ抑えるための配慮としても、散水を行います。
 また、これらの配慮が適切に行われていないと、クレームとなって工事の進行に大きな影響を与えかねません。クレーム回避のためにも、散水は欠かせないものです。

解体工事の散水に関する規定

 解体工事における散水に対しては、その規定となる規則・仕様書・マニュアルなどがあります。以下にその概要について説明します。

粉じん障害防止規則

 作業中に発生する粉じんによる健康障害を防ぐために、事業者が講じるべき設備や作業方法、管理措置などを定めています。
 なお、この規則では粉じん作業に対して事業者が講じるべき具体的措置として、次の措置を挙げています。

・局所排気装置の設置:粉じん発生源に直接設置し、粉じんの外部への拡散を防止する。
・全体換気の実施:作業場全体の空気を入れ替えて、粉じんの濃度を下げる。
・粉じん対策設備の定期点検・記録保存:年1回の自主検査と3年間の記録保存を義務付ける。
・作業環境測定の実施:定期的な粉じん濃度測定と基準値を超えた場合は改善する。
・保護具の支給と着用指導:防じんマスクなどの保護具を選定・支給し使用を指導。

 解体工事ではこの規則によって、粉じんに対して散水による湿潤化措置が義務付けられています。とくにアスベストの除去は、同規則に厳密に則って行います。

大気汚染防止法

 大気中の汚染物質の排出を規制し、国民の健康を保護し、生活環境を保全することを目的にした法律です。
これによって次に記すものを規制対象として、届け出義務、排出基準の遵守、測定・記録・報告、飛散防止措置を事業者に義務付けています。

・ばい煙
・粉じん
・揮発性有機化合物(VOC)
・水銀およびその化合物
・有害大気汚染物質
・自動車排出ガス

 なお解体工事では、アスベスト(石綿)が規制対象となり、吹付け石綿、石綿含有断熱材・保温材・耐火被覆材などが大気汚染防止法による対象作業となります。また2021年以降の法改正によってアスベストの事前調査・報告義務が強化されました。

建築物解体工事共通仕様書

 官庁営繕工事における建築物の解体工事を、安全かつ適正に実施するための技術的基準を定めた文書です。これは国土交通省官庁営繕部が監修しています。
 官庁施設などの公共建築物の解体工事において、安全性・環境保全・法令遵守・技術的統一性を図るために策定されています。とくにアスベスト対策や建設副産物の適正処理に重点を置いています。
 これは発注者となる官庁側の工事管理基準であるとともに、施工業者にとっては技術仕様の根拠資料となります。これによると、「ブレーカー、穿孔機、圧砕機等による粉じん発生部には、常時散水を行う」とされています。

アスベスト関連マニュアル

 アスベスト含有建材やアスベスト吹付部分の除去を行う場合、湿潤化する作業部位や散水の方法がアスベストの種類ごとに細かく指定されています。この「湿潤化」とは、解体作業前に散水で対象の建材を湿潤な状態にすることに加えて、作業中も切断面へ散水し潤った状態を常に保つことを意味します。

その他、各地方自治体の一般・特定粉じんに関する規定

 前述の法令やマニュアルのほか、 各地方自治体の条例などでも散水の規定が定められています。そのため、アスベスト除去時の湿潤化や散水は、現場となる各自治体の規定に従って行うことが大切です。

散水がいるケース、いらないケース

 解体工事では、いかなる場合も散水が必要なわけではありません。散水が必要な場合、散水は不要な場合があります。

散水が必要なケース

 次のようなときに散水が必要になります。

・木造家屋の解体工事
・鉄筋コンクリート造、鉄骨造の公共施設の解体工事
・吹き付けアスベストの切断撤去作業
・解体終了後の清掃時

散水が不要なケース

 散水が不要なケースは、かなり稀です。しかし、次のような現場では散水を行わないことがあります。
 ただし、一般的な戸建て密集地の解体工事では散水は必要で、もしも散水を行わずに解体している場合は、モラルの低い業者の可能性が高いので注意が必要です。

・解体する建造物の周囲に他の建物や人が存在しない場合
・粉じんの発生が少ない工法や対象物の解体の場合
・高所作業や電気設備周辺などで、水による滑落や感電リスクがある場合
・アスベスト除去作業ですでに湿潤化が終了している場合

 マトイでは、解体工事やリフォーム工事などをお請けしています。ご依頼主様のなかには「こんなことは、きっと頼めないだろうなとおもっていました!」とおっしゃる方がいらっしゃいます。そう思われることも、まずは、ぜひマトイにお声掛けください。皆様とともに考え、一緒に取り組んでまいります。
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散水の種類と適用

 散水といってもいろいろな種類があります。解体する建物の状況や種類、その周辺の環境、工事がどのような工程の段階か、等によってその種類を使い分けながら進めていきます。

ガラシャワー

 解体ガラ(がれき)に直接散水する装置で、水を溜めるタンクと発電機、ポンプが一体になった大型散水機です。
 ガラの落下時に発生する粉じんを、直接抑制するため、ガラ搬出時やコンクリート等の破砕時に多く用います。作業の流れを止めずに散水できるメリットがあります。

ジェットシャワー

 これは重機と一体になった高圧ポンプを用いて、高圧の大量の水を広範囲に噴射する散水装置です。これによって水で幕を作ることができるため、広範囲にわたる粉じんの飛散を一気に防げます。
 広範囲に均一な散水が可能で、作業効率が高いことから、RC造や鉄骨造の大型建造物の解体、高所作業時の粉じん対策、風の強い日や乾燥した季節の粉じんの飛散防止、アスベスト除去前の湿潤化補助などに用いられます。

常圧ホース

 常圧ホースは家庭用水道や仮設給水設備から供給される水を使用して、広範囲に優しく散水できます。
 高圧ポンプや発電機が不要で、水道とホースがあればすぐに使用可能です。そのためコストが低く、安全性も高く、次のような場面で用いられます。

・木造住宅の解体時に作業員が常圧ホースで散水
・RC造の低層建物の解体で破砕時、局所的に対応
・ガラ搬出時、ガラシャワーでの散水の補助として局所的に対応
・アスベスト除去前の湿潤化に際して、常圧ホースで建材表面をじゅうぶんに湿らせる

スプリンクラー

 粉じんの飛散を防ぐために、建物や作業エリアに自動的に水を散布する装置です。設置場所の例としては、足場や仮囲いの上部、解体する建物の屋上や壁面、重機の作業範囲周辺、ガラ搬出路や仮設道路沿い、等です。
 とくに中〜大規模な現場で、常時かつ広範囲に散水する必要がある場合に使用されます。また、常圧ホースやジェットシャワーを併用することで、さらに効果的な粉じん対策が可能になります。

散水の実施方法とタイミング

 解体工事での散水は粉じんの飛散防止のほかに、近隣への環境配慮もあります。そのため散水を含めた粉じん対策を適切に行うことは近隣トラブルを回避するためにも大切です。

工程別の散水のポイント

 粉じんの発生は、解体工事の作業内容/工程によって異なります。そのため各工程に応じた適切な散水が必要です。
 こちらのコラムで解体工事の流れを詳しく説明しています。どうぞ、参考になさってください。

散水で粉じんを抑える3つの必須対策~解体工事の安全管理ガイド

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解体作業を順序よく徹底解説。

足場・養生設置前

 この段階では粉じんの発生を事前に抑制することが目的になります。そのため、養生シートを設置する前に、地面や壁面に散水を十分に行っておきます。

手壊し解体

【目 的】
 解体工事の順番として、最初に内装材などを手壊しで解体撤去していきますが、その際にもあらかじめ散水しておくことで、粉じんの飛散を抑えます。

【散水のタイミング】
 作業前そして作業中も含めて随時散水を継続していきます。さらに作業後も床面や残材に散水して、粉じんを鎮めます。

【散水方法】
 手壊しの場合は、作業員が解体場所に接近して作業するため、安全性・操作性・水量の調節のしやすさが大切です。そのため、常圧ホースやジョウロ、バケツなどを用います。

【散水の範囲】
 粉じんの発生源となる作業場所を中心に散水。

 手壊し解体は解体工法の1つです。こちらのコラムで詳しく説明していますので、お読みください。

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手壊し解体が必用なケース。費用や手順は?

重機解体

【目 的】
 重機によるコンクリートや木材等の破砕時に発生する、微細な粉じんを空中に舞い上がらせないようにします。それによって作業員や近隣住民への健康被害や洗濯物や車両などへの粉じん付着の防止、現場の粉じんによる視界不良を防いで安全に重機操作や作業が行えるようにします。

【散水のタイミング】
 重機が稼働している間は、粉じんの発生個所に継続的に散水を行います。

【散水方法】
 鉄骨造や鉄筋コンクリート造などによる大型建物に対しては、ジェットシャワーで粉塵の発生の瞬間を狙った散水を中心に、他の散水方法を併用した、多層的な散水対策が効果的とされています。

【散水の範囲】
 粉じんの発生源となる場所に継続的に散水。

廃棄物搬出

【目 的】
 コンクリートガラ等、解体工事で発生した廃棄物を搬出する際にも、粉じんは発生します。そのため搬出~搬送時も含めて粉じんの飛散を抑えるために、この段階でも散水を行います。

【散水のタイミング】
 廃棄物搬出時の散水対象は、そのタイミングによって異なります。

積み込み直前➡搬出しようとするガラ・廃材・土砂等を積み込み前に湿潤化。
積み込み中➡トラックの荷台やガラにガラシャワーやホースで常時散水。
積み込み後➡飛散防止と沈降促進のため荷台全体とカバーに散水し、防塵シートで覆う。
搬出路の散水➡車両走行による粉じん巻き上げ防止のため、仮設道路や出入り口を散水車やホースで定期的に散水。

【散水方法】
 ガラシャワーを中心に、各タイミングに合わせて常圧ホースやスプリンクラー等を併用。

【散水の範囲】
 廃棄物および搬送に使用する車両の荷台から、搬出経路にかけて散水。

清 掃

【目 的】
 廃棄物を搬出したあとは仕上げとして清掃を行いますが、その前に搬出作業で舞い上がった粉じんを地面に沈める必要があります。それによって作業員や近隣への粉じんの影響を抑えます。

【散水のタイミング】
 廃棄物搬出直後、または搬出作業終了前の最終確認時に実施。

【散水方法】
 常圧ホース、散水車などを使用するとともに、スプリンクラー等も併用。

【散水の範囲】
 解体箇所周辺、搬出経路、仮設道路、出入り口、敷地境界付近など。

アスベスト除去時の湿潤化

【目 的】
 アスベスト除去に際しては、アスベスト繊維の飛散防止のために法令を遵守した湿潤化を、除去前から除去後に渡って常に行います。

【湿潤化の実施方法】
アスベスト除去前の事前湿潤化➡作業開始前に、対象建材を常圧ホース、霧吹き、低圧スプレーなどで表面全体に均一かつ十分に湿らせる。
作業中の湿潤化➡除去作業ではアーム先端ノズルや作業員による補助散水を併用する。機械解体時は、構造物を破砕する直前に十分に湿潤化し、破砕と同時に粉じんが飛散しないよう常時散水を行う。
除去後の湿潤化➡除去した廃材にも飛散防止のために散水し、搬出直前まで湿潤状態を保ち、防じんシートで覆う。

 解体工事を行う際、アスベストの対応は大きな課題です。アスベストの使用の有無に関係なく、まずは知っておきたいアスベストの関連情報をこちらにまとめてありますので、どうぞご覧ください。

散水で粉じんを抑える3つの必須対策~解体工事の安全管理ガイド

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解体前の事前調査は必ず必要? 気になるアスベストのこと

散水の効果を最大限にする安全管理のポイント

 解体工事において散水効果を最大限にするための安全管理として、次のことが大切になります。

常時散水の徹底

 重機解体や積み込み・搬出時など、粉じんが発生する工程では常時散水を徹底します。

湿潤化の事前実施

 粉じん対策のポイントは湿潤化であり、それは解体作業が始まる前の足場や養生の段階から散水によって実施。とくにアスベスト含有建材や粉じんが多いと思われる部材は十分に湿らせる。

散水設備の適正配置

 散水設備には重機搭載ノズル、スプリンクラー、ガラシャワーなどさまざまな種類があり、それらを作業範囲に応じて適正に配置。

風向き・天候の確認

 風向きによって粉じんの流出方向は変化。風向きを正しく読み取って、風下側への粉塵飛散を防止するために、風向きに応じた散水位置を調整。

記録と点検の実施

 散水状況を写真と作業日誌で記録し、ノズルつまりや水圧低下を定期的に点検し、散水機能が正常に維持できるように管理。

作業員への教育と周知

 作業員に対して粉じんのリスクと散水の重要性、および散水の手順や注意点などを的確に教育・指導し、訓練する。

散水実施に当たっての留意点

 解体工事で散水を行うにあたっては、「粉じん抑制の効果を最大化しつつ、安全・近隣配慮・法令遵守を両立すること」です。以下に、そのための具体的な留意点を説明します。

粉じんの発生源に対して的確に散水する

 解体工事の各工程に適した散水方法で、粉じん発生源に対する的確な散水が重要。

・重機解体時:重機先端にホースを設置し、破砕と同時に散水。
・手壊し作業時:作業員がホースを携行し、粉じんが舞う直前に散水。
・搬出および積み込み時:がれきに水をかけながら積込、トラック周辺にも散水。

安全管理と作業環境の確保

 安全に作業が実施できるように次の点に配慮。

・足元のぬかるみ防止:排水経路を確保し、滑り事故を防止。
・電源周辺の感電対策:電動工具や配線付近では感電防止のために散水範囲を制限。
・作業員の保護用具着用:作業員は防水手袋・長靴・防じんマスク着用を必須とする。

再資源化との連携

 環境配慮型の解体工事では、散水による粉じん抑制と資源循環による再資源化は密接に連携しています。散水は分別解体の精度を高め、安全な再資源化処理の前提となります。

・散水による作業員の視界確保で、分別作業の精度が向上。
・散水による湿潤化によって、アスベスト含有建材などを安全に再資源化施設へ搬入。
・散水によって廃棄物の粉塵飛散や静電気発火リスクを低減。
・廃棄物搬出時の環境負荷が低減。

近隣住民や通行人への配慮

 近隣住民や通行人の安全に対して、以下の配慮を行います。

・風向きおよび天候の確認:風下に住宅がある場合は散水量を調整。
・養生シートと散水の併用:これらの併用で物理的な飛散防止と散水の相乗効果を狙う。
・通勤や通学時間帯の回避:散水時間を調整し、通行人への影響を軽減。

記録と説明責任の確保

 作業の記録として、またトラブル発生時の根拠や参考資料として記録は必要です。

・散水実施記録:日時・場所・方法を記録し、トラブル時の根拠とする。
・作業手順書への明記:散水方法を標準化し、作業員に周知徹底。

まとめ

 解体工事において散水は、粉じんの飛散を防止するための重要な手立てです。そして作業員や近隣の人々の健康を守るための方法でもあります。
 今回は散水に焦点を当てて、その種類や実際の方法のポイントなどを説明しました。これは解体工事全工程における一部の作業ですが、決して欠かすことのできない作業です。
 マトイでは、散水は施主様をはじめとした解体工事を行う地域の環境を守るために欠かせない重要な作業です。私たちは、常に丁寧に取り組んでいます。
 お問い合わせいただいた方々や、解体工事をさせていただいた皆さまからは、「細かい相談にも乗ってもらってよかった」とか、「自分たちだけでは気づかなかった隣家への配慮をしてもらって助かった」といったお声をいただいています。これは小さな部分にも手を抜かない、私たちマトイのポリシーがお客様の声となったものと受け止めています。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
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