解体工事の飛散防止対策を徹底解説|安全な工事のためにできること
かいたいコラム
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解体工事では粉じんや金属・木材などの細かい破片が飛散しますが、“解体”という作業の内容から避けることができないものです。
そうはいっても、私たち業者は粉じん等の飛散をはじめとした、解体工事による現場周辺への影響を最小限に抑えるための取り組みをさまざまな方法で行っています。
今回は飛散物の発生や周辺への影響を最小限に抑えるために、私たち業者がどのようなことを行っているかについて説明します。
マトイは東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県で解体工事やリフォーム工事を行っています。解体工事について躊躇している、心配事があるが解決の糸口が見つからない、そんなこともお気軽にご相談ください。マトイが皆様のよりよい選択のきっかけとなれるよう、力を尽くします。
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解体工事で飛散防止対策が重要な理由
解体工事では、周辺にさまざまな影響を与えることになります。その1つが、コンクリートの破砕や木材の切断によって発生する粉じんのほか、金属片や木片、ガラス片などの破片です。具体的には、次のものが発生します。
・コンクリート粉じん
・木材や金属の破片
・ガラス片
・土埃
これらが入り交じり、粉じんとなって風に乗り、近隣に広がることで周辺の建物や住民は次に挙げるような影響を受ける可能性があります。
・近隣住宅の外壁や塀などの汚損
・洗濯物への付着
・車両の損傷
・咳などの健康への影響
いずれも日常生活に直接関係してくるもので、それだけにこれらの影響をできるだけ抑えるための事前対策や近隣への配慮は欠かせません。
解体工事で起こりやすい“飛散リスク”
飛散防止対策を考えるうえで、まずはどのようなリスクがあるのかを理解することが大切です。ここでは、解体現場で実際に起こりやすい飛散物とそのリスクを整理します。
・粉じんの飛散
コンクリートや木材を壊す際に大量の粉じんが発生し、風に乗って広がります。
・破片の飛散
重機作業の衝撃によって、瓦、ガラス、木片、コンクリートの破片などが飛びやすくなります。
・金属片や釘の散乱
小さな破片でも車両のタイヤ破損や歩行者のケガにつながる可能性があります。
・強風時のリスク増大
天候も飛散に大きく関係してきます。強風によって養生シートがめくれたり、粉じんが一気に広がったりする危険性が高まります。
以上のリスクがあることを前提に、解体工事の現場では適切な飛散防止対策を講じることが必要となります。
飛散防止に向けた基本的な対策
飛散防止対策の中心となるのが、養生シートや飛散防止ネット、そして散水です。ここでは、現場で必ず実施すべき基本対策を紹介します。
粉じん対策の基本は、まず養生・散水・清掃です。こちらのコラムで、その3点について詳しく説明していますので、併せてお読みください。
養生シートの設置
養生シートで建物全体を適切に覆うことで、粉じんや破片の飛散を大幅に抑えることができます。養生シートは、粉じんを物理的に遮断する最も重要な壁といえます。
ただし、とくに風の強い日はシートがめくれやすいため、強固な固定と定期的な点検が欠かせません。養生シートの使用に当たっては、次の点を確認して適切な設置と管理をします。
〇シートにほつれや破れがないこと
厚手で隙間のないシートが理想的です。ほつれや破れが激しいシートは、その効果が低下している可能性があります。
〇建物の高さを十分にカバーしている
防じんをはじめとする養生シートの効果を最大限に発揮するためには、養生シートを建物の最上部までしっかりと覆うことが大切です。
〇シートの固定が的確に行われている
強風でシートがバタついたり、継ぎ目から粉じんが漏れたりしないよう、建物とシートの固定およびシート同士の固定を強固にします。
解体工事において、養生シートは欠かせない設備です。その種類や機能について、こちらのコラムでも解説しています。
飛散防止ネットの併用
養生シートだけでは防ぎきれない細かな粉じんの飛散を防ぐため、「防じん対策」として、飛散防止ネットを併用する場合があります。
飛散防止ネットは養生シートと異なり、風を逃す構造になっています。そのため強風でも破れにくくバタつきも少ない傾向があります。はつり作業など、破片が飛びやすい工程にとくに有効です。
散水による粉じん抑制
散水は、粉じん対策として最も効果的な方法です。粉じん対策の基本は「濡らすこと」で、解体中は常時散水して風向きや作業内容に応じて水量を調整します。水を含んだ廃材からは粉じんが舞い上がりにくくなります。
〇解体作業中は常時散水を行う
重機で建物を取り壊す際、常に散水ホースで水をかけ続けているかがポイントです。
〇高圧洗浄機や複数のホースを活用
大規模な現場や乾燥が激しい日は、さらに粉じんが飛散しやすくなります。その場合、複数の箇所から散水する必要があります。
〇散水用の水源を確保
現場の水道を借りる場合や、タンク車を用意する場合など、事前の準備が不可欠です。
手壊しの併用等、作業の工夫
シート類の適切な利用とともに、作業の工夫も粉じん対策には欠かせません。
〇手壊し作業の併用
重機だけで一気に壊すと破片が飛びやすいため、破片が飛散しやすい部分は手壊し作業を組み合わせながら慎重に解体します。こういった現場の状況や解体物の特徴などに応じた柔軟な解体作業が、飛散対策の面においても重要です。
〇内装解体の先行
重機作業に入る前に、手作業で石膏ボードや断熱材などの内装材を撤去します。これによって混合粉じんの発生を抑えることができます。
重機や工具もいろいろなタイプや機能をもつものが開発されてきていますが、現場の状況や解体するものによって人力による“手壊し”は欠かせません。こちらのコラムで解説していますので、お読みください。
廃材の迅速な回収と積み込み
現場に廃材を放置したままにすると、風で飛散するリスクが高まります。そのため廃材や廃棄物はこまめに回収し、トラックへ積み込むようにします。
なお、廃材をトラックに積み込む際にも粉じんは発生するため、私たちはその際も散水をするなどして、粉じんの発生と飛散を抑えるための配慮を怠りません。
〇低所からの積み込み
高い位置から廃材を投げ落とすと粉じんが舞うため、重機で静かに積み込みます。
〇トラックの荷台にシートを被せる
廃材や廃棄物の運搬中は、荷台全体にシートを被せます。これは積載した廃材や廃棄物から道路へ粉じんや細かい瓦礫が飛散しないようにするためです。
〇タイヤの洗浄
解体現場から道路に出る際、タイヤに付着した泥や粉じんを洗い流し、周辺道路を汚さないための配慮を行います。
廃材等の回収や積み込み時の配慮とともに、「分別解体」といって解体作業を進めながら排出される廃材や廃棄物の分別を行う解体方法を行っています。解体工事における環境面への配慮について、こちらのコラムもお読みください。
工事中の安全管理と現場オペレーション
前項で記したような飛散防止対策を計画・設置しても、それで対策ができたわけではありません。
次に大切になるのは工事中の安全管理と現場のオペレーションです。この点が不十分だと、対策の効果が半減してしまいます。
現場監督による常時チェック
現場監督などの責任者によって、以下の点を含めて対策が適切かつ継続して行われているかを常に確認します。
・養生シートや飛散防止ネット等の緩みや破れの有無
・散水の位置や散水量の状態
・風の強さ
・現場周辺の車や人の通行状況
強風時の作業中断基準
“風”や“風向き”は飛散対策にとって大きな課題です。
風速の基準を設けて、飛散リスクが高い日は作業の内容を調整します。
作業員への安全教育
現場監督だけが対策を理解し、飛散防止を管理していても限界があります。現場で作業に当たる職員それぞれが飛散防止の対策を理解し、その意識をもつことで、現場全体の対策がしっかり行われ、現場全体の安全性が高まります。
近隣への配慮とコミュニケーションのポイント
飛散防止対策と同じように重要なものが、近隣への丁寧な配慮です。粉じんの影響を受ける可能性がある場所や物などの事前説明を行い、養生シートの設置や周辺を養生して保護したり、作業時間や作業内容を工夫したりといった工事中の対応が、トラブル防止に大きく影響します。
なお事前の説明ではどのような対策を講じるのかを丁寧に説明します。さらに着工してからは、日々の挨拶などをとおした近隣住民の方々とのコミュニケーションをとることで、工事への理解をいただけるよう努力しています。
事前の挨拶回りと説明
事前の挨拶回りとその際に工事に関する説明を行うことも、工事に対する理解と近隣住民の不安を軽減して、苦情を回避するために大切です。
この際の説明では、工事期間、作業時間、飛散防止対策、緊急連絡先などを丁寧に説明します。それとともに工事期間中は次の点の配慮も欠かせません。
挨拶回りはトラブル回避に向けても欠かせないものです。こちらのコラムで詳しく説明していますので、どうぞお読みください。
トラブル発生時の迅速な対応
どれだけ対策を取っても、粉じんや破片の飛散をゼロにすることはできません。そこで大切になってくるのが、万が一の飛散トラブルが起きた際の対応です。どれだけ早く、適切に対応できるかが、現場の安全性と近隣からの信頼を左右します。
トラブルが発生した場合、私たち業者は次のような流れで対応を進めます。
〇ステップ1:現場スタッフによる即時確認
飛散を確認したら、作業を一時停止して破片の種類、飛散範囲、被害の有無や状況を迅速に把握します。
〇ステップ2:安全確保と二次飛散の防止措置
散乱物の回収、追加の養生シート設置、散水量の増加、作業方法の一時的な変更などの対応を行い、まずは「原因を止める」ことを最優先にします。
〇ステップ3:写真や動画による記録
飛散状況、作業環境、風向きなどを記録し、後の説明や保険の対応に備えます。 記録があることで、施主や近隣双方に対して透明性のある対応が可能になります。
〇ステップ4:近隣への迅速な説明
被害の程度にかかわらず、 「迅速な状況確認」と「必要な対策」を行ったことを近隣の人々に説明することでトラブルの拡大を防ぎます。
〇ステップ5:再発防止策の即時実施
必要な対策を行った後、さらに養生の補強、散水頻度の見直し、作業手順の変更、重機オペレーターとの情報共有などを現場全体で共有し、同じトラブルを繰り返さない体制を整えます。
定期的な清掃
解体現場では、解体作業による木くず、コンクリート片、断熱材の細片などが地面に溜まると、風や振動、作業員の移動によって再び飛散します。そのため定期的な清掃は飛散防止対策として欠かせません。
まとめ
粉じん等の飛散は解体工事では騒音や振動と同様に、ゼロにすることは不可能です。しかし、今回説明したように、それらを抑えるための対策を現場で行っています。
養生シートの設置や散水などの基本的な対策に加え、現場管理や近隣への丁寧な配慮が、解体工事における近隣トラブルを防ぐために欠かせないものです。
マトイでは、解体現場ごとに専任の営業担当者を配置し、現場監督とともにこれらの対策を含めた現場の作業管理や近隣の方々と施主様の窓口となって、現場管理を行っています。
弊社のこういった体制によって、確実な解体工事の実現とともに、着工前から完工までの安全対策の遂行を実現しています。また、工事の様子や挨拶回り時の説明などを通して、近隣の方々にも弊社の姿勢をご理解いただけるよう努めています。
解体工事をご検討中の方々、解体工事に不安を感じていらっしゃる方々、まずはマトイにお問い合わせください。お見積りはもちろん、費用のこと、工事の時期や着工のタイミングなど、お知り合いに話すような感覚でお問い合わせください。心配なこと、疑問に感じていることの解決とともに、私たちの姿勢を感じ取っていただくことで解体工事のハードルも低くなるでしょう。
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記事の監修
株式会社マトイ 営業担当菅野
株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
ご不明な点やご要望、疑問に思われていることはございませんか。
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