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門柱・門扉の撤去方法。気になる費用や工期についてご説明!

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 門柱や門扉は、その家の顔であり、防犯上でも大きな務めを果たしています。とはいえ、長く使っていれば劣化し、その大切な役割も十分に果たせません。そのときは、撤去して新しいものに取り換えることになるでしょう。もちろん、家屋の解体処分や建て直しの際にも、一緒に解体することがほとんどです。今回は、そんな門柱や門扉について取り上げます。

門柱や門扉の役割

 門柱と門扉は揃って設置されていることが多いようですが、門柱だけの家もあります。いずれにしても、門柱や門扉はその家にとって大切なエクステリアであることに変わりありません。リフォームや撤去を検討するにあたって、あらためてその役割を確認してみましょう。

門扉の役割

 門扉には、そこに住む人の安全とプライバシーを守る役割があります。
 安全面では防犯と事故の予防です。例えば、家の前の道路と玄関の間に門扉が1枚でもある家では、泥棒や不審者の侵入率が大きく変わるといいます。家のなかに侵入する前に障害となるものがあればあるほど手間がかかって、侵入が難しくなるからです。
 また、お子さんやペットのいる家であれば、家のなかや庭から急に外に飛び出す可能性があります。門扉がないことで、急に飛び出してしまったお子さんやペットが道路を往来する自動車や通行人と接触する可能性が高くなります。門扉には、こういった事故を防ぐ役割もあります。
 さらに門扉が目隠しとなって、そこに住む人のプライバシーを守る効果もあります。しかし、完全に内部が見えないような門扉の場合は、なんらかの方法で不審者が侵入してきた場合に、隠れやすかったり、外部の人からわかりにくかったりすることがあるので、門扉の選択の際にはこの点の考慮が必要です。

門柱の役割

 「門柱」というと、その文字同様の門の両端に建っている柱状のものをイメージします。そのほか、玄関先にある独立した壁状の構造物も含まれます。門柱は、門扉と同じように道路と家とを分ける境界となり、また門扉の固定や郵便受け・表札・インターホン等が門扉の近くの門柱に取り付けられます。外観上も機能上もさまざまで、門扉を付けないで門柱の構造によって外部からの視線を遮断するように設えたものもあります。
 いずれにしてもインターホン等を備えた門柱が存在することによって、その先は家主に断らなければ入ることができないため、門柱には家と周辺との境界としての役割とともに、防犯面でも大きな役割があります。

門柱の耐用年数と種類

 門扉と同様に門柱にもさまざまな素材、形、備える機能があります。それぞれの組み合わせで、そこの家主の個性をうかがい知ることもでき、その様子からイメージを膨らませながら住宅街を散歩するのも楽しいものです。ただ、残念なことは、それぞれの素材に応じて頑丈に造られた門扉・門柱にも耐用年数があります。

門扉や門柱の耐用年数

 門扉や門柱の耐用年数には、開け閉めの頻度や常に晒される日差しや雨風が大きく影響しています。また、そういった刺激の影響は、素材の種類によって若干の違いがあります。

●門扉・門柱の素材別耐用年数

鉄筋コンクリート製 約10年
木 製 約10年
コンクリート製 約15年
石 製 約15年

 

 このように素材によって違いはあるものの、およそ10~15年が耐用年数とされています。そのため、このくらいの年月が経過した頃にリフォームを行うケースが多いようです。リフォームするということは、それまでのものを解体することになります。

一般的な門柱

 門柱にもいろいろな種類がありますが、一般的なものとしてよく見られるものをここで紹介しておきます。

■ コンクリートブロックの門柱

 コンクリートブロックは、門柱としてもっともよく使われている素材です。同時に、続いて説明するタイル張り門柱、左官仕上げ門柱、機能性の門柱も、ほとんどがコンクリートブロックをベースにして造られています。
 要するに、コンクリートブロックのみで造ったものがコンクリートブロックの門柱です。そのため施工が比較的簡単であり、費用もほかのタイプに比べると経済的です。またメンテナンスの必要はほぼなく、耐久性にも優れています。

■ タイル張りの門柱

 コンクリートブロックをベースに、その表面にタイルを貼ったものがタイル張りの門柱です。汚れや傷に強く、デザイン性も高くタイルの光沢を利用することで高級感やオリジナル性を表現できます。また経年劣化しにくいこともメリットですが、コンクリートブロックよりも費用が高くなります。

■ 左官仕上げの門柱

 これはコンクリートブロックの表面に塗り材を塗ったり、模様を描いたりして仕上げていきます。職人がその技術を使って作り上げていくため、さまざまなデザインが可能である反面、製作に時間がかかり、費用も他のものに比べて高くなります。

機能性の門柱

 これは、門柱にインターホンや照明、郵便受けなどを組み込んだ門柱です。ホームセンターなどで手軽に入手できるコンパクトで設置も簡便なものから、重厚感があってオリジナル性の高いものまでさまざまなものがあります。インターホンや照明などは電池やソーラー電池を使用して配線の必要がないものもありますが、電気の配線工事が必要なものもあって、そういったものは設置するにしても、解体するにしても、専門的な作業が必要になります。

門柱・門扉解体の流れ

 多くの門柱は地面を掘って鉄筋を立てて、そこにコンクリートやモルタルを流し込んで固めた基礎の上にコンクリートブロックを重ねて作っていきます。さらに、そのコンクリートブロックに下地となる塗料を塗ったり、タイルを貼ったりしてデザイン性やインターホンなどの機能を加えたりしています。ここでは、コンクリートブロックを重ね、インターホンと門扉を取り付けた門柱を解体する場合の流れを説明します。

挨拶回り…解体時は騒音や粉じんで隣家など周辺に迷惑をかけるため、事前に挨拶回りをした方がトラブルを予防できます。なお、挨拶回りについては以下のコラムでも詳しく説明していますので、参考になさってください。

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解体工事とその後の生活をスムーズにする“挨拶回り”

周辺を養生する…解体する門柱の周辺にある植栽や玄関ポーチ、ドア、隣り合う家の塀など、解体時にブロック片や埃等がかかりそうな場所をシートで保護します。

電源をOFFにする…インターホンや照明が門柱に設置されている場合は、その電源を切って、必要に応じて電源ケーブルを切り離します。それからインターホンや照明器具を取り除きます。

門扉を撤去…接続部分を外して門扉を撤去します。

門柱の解体…門柱の上部から、ドリル等を使ってブロックを削り取りながら解体します。

鉄筋の切断…ブロックを除去し鉄筋が現れたら、鉄筋をグラインダーや鉄筋カッターなどの工具で切断していきます。

門柱の基礎を解体…基礎部分のコンクリートを削りながら取り除きます。

整地…基礎解体後の穴が開いた部分に土を入れて整地します。

廃棄物の回収…瓦礫をまとめて廃棄のためにトラックに積み込みます。

周辺の清掃・整備…周辺の養生シートを取り除き、掃除をして周辺を含めてきれいな状態に整えて終了となります。

 門柱を解体する場合は、おおむね上記のような流れで進めていきます。その際、隣家との境界ぎりぎりのところに門柱が付いているケースがあります。細心の注意を払って作業を行うことはもちろんですが、それでも隣家の壁などを傷つけてしまいそうなときは、施主様と相談します。そのうえで無理せずに少しだけ門柱を残して解体するかどうかを話し合って決めています。
 とくに市街地にある住宅ではそのような状況を見かけます。もし、このコラムをお読みの方で、隣家と門柱の距離があまりに近すぎて解体は無理かも……と思っていらっしゃる方がいらしたら、どうぞマトイまでご相談ください。それぞれの立地環境に応じたベストな方法を一緒に考え、ご提案させていただきます。
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 門柱を解体するときには、いろいろなケースが考えられます。例えば門扉や門柱を撤去して玄関までの空間をオープンな状態にしたいということがあります。また、古くなった門扉や門柱を解体して、少し違った場所に新たな門柱を設置して、イメージを変えたいという場合もあるでしょう。逆に、そのままの場所で、傷んだ門柱や門扉を撤去して新しいものに付け替える、ということもあります。
 それぞれのケースによって基礎部分を解体するか、整地が必要か、解体後の基礎部分の穴はそのまま残して新しい門柱の設置の際に活かすか、といったことが変わってきます。いずれも、解体業者と施主様、そして新たな門柱を取り付ける業者との打ち合わせによって、その後の作業を進めやすく、施主様の要望により応えられる方法で整えるようにしています。
なお、解体にあたってはここで説明した解体作業以前に、施主様が行うべきことや、解体する部分の大きさなどによって必要な手続きなどがあります。それらについては、こちらのコラムで説明していますので、是非ご一読なさってください。

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門柱・門扉の解体費用の目安

 門扉や門柱を解体する場合の費用ですが、一般的には門扉と門柱は別々に分けて考えられています。その目安は以下の通りです。しかし、これはあくまでも目安として捉えておいてください。さまざまな家の入口を見てわかるように、門扉や門柱の仕様はもちろん、大きさもそれぞれです。当然のことながら、門柱などの大きさが大きくなればなるほど解体の手間はかかり、費用もかさみます。より詳しい費用を知るためには、解体業者に連絡をして見積りを取ることが必要です。

●門扉・門柱の解体費用の目安

門 扉 30,000円~
門 柱 80,000円~

 

門扉・門柱の解体費用を安くするための方法

 門扉や門柱の解体費用をできるだけ安くするために、次のようなことができます。

① 相見積りを行う
 相見積もりとは、複数の業者に掛け合って見積りを出してもらい、その中からもっとも自分の希望に合った業者を選ぶ方法です。3社程度の業者を選んで、そこから自分の希望に沿った業者を選ぶことをお勧めします。その際、費用だけでなく、提出された見積書の内容のわかりやすさ、なんらかの質問をした際の対応の良さ、迅速さ、なども大切な点です。
なお、相見積りを行う際の注意点など、こちらのコラムでも詳しく説明していますので参考になさってください。

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② 自分で行える部分は自分で行う
 門扉の取り外しや照明などの取り外し、門柱周辺の養生など、もし施主様ご自身で行える部分があったら、それを行ってみてはいかがでしょうか。ただし、費用を削減するためにそれらを行うのであれば、業者との交渉も一緒に行う必要があります。「全体の費用をこのくらいにおさえたい」「この部分を自分で行うとしたら、費用はどのくらい安くなるか?」ということを事前に伝えて交渉をしてみてください。その点を確認しないまま行って結果として費用は変わらない、となると残念です。もちろん、次に説明しますが、DIYで解体することも費用を抑える大きな方法です。

DIYで門扉や門柱を解体するには

 最近では、DIYを行う人も多くなってきたようです。大きさなどにもよると思いますが、門柱や門扉の解体も、DIYで行うことも可能ではあります。ただし、その場合には騒音などの迷惑をかけるためご近所の方々への事前の挨拶回りや工具の準備、そして廃棄物の処理までのすべてを自分で行わなくてはなりません。まずは、それらについて説明します。

準備するもの

① 作業服、ヘルメット、ゴーグル、防塵マスク、厚手で滑り止めが付いた作業用手袋、安全靴
② 脚立
③ ハンマー、バール、レンチ、ドリル、ペンチなどの工具
④ 工具使用時などに使うコードリール
⑤ 周辺の養生に使用する養生シート
⑥ 解体工事によって発生したコンクリートがらなどの廃棄物を自分で処分場にもっていく際は、搬送用の軽トラック
⑦ ほうき、ゴミ袋

作業の流れ

 DIYで解体作業を行う際も、作業の流れとしては業者が行う場合とほとんど変わりありません。ただ、準備を含めてすべてご自身で行うために、その分、必要なことが増えてきます。

① 工具などを含めた必要な物品が揃っているか確認し、準備する。
② 具体的な予定を立てて、周辺の家に門柱の解体工事をすること、その予定日、期間などを知らせて挨拶を済ませておく。
③ 解体後のコンクリートがらなどの廃棄を専門業者に依頼する際には、工事着工前に処理業者に連絡し、引き渡しなどの依頼をしておく。
④ この後、周辺の養生から始まり、解体作業、ゴミの分別・積み込み・整地・清掃に至るまでは、前述の「門扉・門柱の解体作業の流れ」の項で説明したのと同様の流れで進む。整地については、計画に合わせて行う。

作業に際しての注意

① 確実に計画と準備を整える。
 とくに自身の体を守るためのゴーグルや手袋などはしっかりしたものを準備しましょう。ほんの小さなコンクリート片や埃が目に入っただけでも角膜を傷つけるなど大変なことになりかねません。
② 作業中、解体によって出た廃棄物は周囲を通行する家族や近隣の人の迷惑にならない所にまとめておく。
 人が通るようなところに廃棄物をまとめておくと、廃棄物につまずいて転倒したりケガをしたりする可能性があります。できるだけそばに人が通らないような場所に廃棄物をまとめておきましょう。
③ 作業中は、周囲に人がいないことを確認しながら、慎重に行う。
 ハンマー等でコンクリートブロックやレンガなどを叩くと、予想外の方向にかけらが飛び散ることがあります。作業中は、周辺の人通りに注意しながら行うことが大切です。

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まとめ

 今回は門扉や門柱の解体について説明しました。後半はDIYについて説明しましたが、私たち専門家としては、とくに門扉や門柱のDIYはお勧めしません。なぜならば、多くの場合、門扉や門柱は道路に面したところにあります。ということは、頻度の差はあっても周囲に人が通っている環境のなかで作業を行うことになるからです。また、隣家と接触する部分があることも多いと思います。隣り合う家の壁や塀などを傷つける可能性も高くあります。そのため、われわれのように解体作業を専門に行っている業者であっても、門扉や門柱の解体工事は、とくに配慮を重ねて慎重に作業を行う部分なのです。
 DIYの経験が豊富である方、費用負担をできるだけ軽くしたい方など、DIYを検討しているけれど、少し判断に迷う部分や扱いに疑問を感じる部分があるような場合は、お気軽にご連絡ください。部分的にお手伝いすることも可能ですし、一緒にその対処方法を考えさせていただきます。皆さんが安心し、安全で納得のいく形でお手伝いさせていただくことを、私たちは常に考えています。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
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