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庭の整地をお考えの方に!依頼先、費用、段取りなどをご紹介

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 ある日のことです。久しぶりに知人に会うと、その顔はいい感じに日焼けして健康的な印象になっていました。
 理由を尋ねると、「庭の整地をしたんだよ。整地といても素人がすることだから、デコボコしているけれどね」と笑っています。ちょっと神経質で、心配性のその人は、最近1人暮らしになりました。そんなことから、庭の手入れが難しくなったこと、そして不審者が敷地に入り込む心配から防犯もかねて、植木などをすべて取り除き、砂利を敷き詰めたそうです。「草取りの手間が省けるし、誰かが来たら砂利を踏みしめる音でわかるから安心」といって笑っています。
 小さな庭ですが、季節ごとに変化する小さな花を見ることができる庭を私は気に入っていたので、ちょっと残念な気がしました。でも、そこで1人で暮らす人にとっては別の考えがあるのでしょう。そして、それぞれの事情で庭の整地を考えていらっしゃる方々もいることに気づきました。
 ということで、今回は庭の整地について取り上げます。

庭を整地する意味と目的

 そもそも「整地」とは、建築や耕作などの目的に合わせて、土地を平らに整えることをいいます。なので、仕上がりはその土地をどのように使うかによって変わります。

更地と整地した土地の違い

 「更地」という言葉がありますが、整地した土地と更地とでは大きな違いがあります。更地とは、その土地の上に建物などがない状態の土地をいいます。解体工事が済んだ後の土地は、木材やガラスなどのかけらが落ちていたり、鉄くず・瓦・レンガなどの瓦礫が残っていたりする場合もあります。それでもその土地の上に、何もなければ更地ということになります。
 一方、整地された土地というのは、木片がガラスや瓦などの瓦礫やごみを取り除いて、きれいな状態にした後、水平にするとともに土地の利用目的に応じて整えた状態をいいます。

庭を整地するさまざまな目的

 整地というと、庭も含めて家屋を解体した際の作業がまずは浮かんできます。しかし、家屋解体を伴わない場合の整地もあります。とくに庭の整地を行う場合には、次のような目的が上がります。

【庭を整地して新しく庭を作る、作り替える】
 例えば、敷地内にある物置やカーポートなどを解体・撤去して、その後の土地を整地して新たな庭を作る、という場合があります。さらに和風の庭を、ガーデニングができるように植木や池を撤去する、ということがあります。
 このような場合、単にそこにあるものを撤去して、整地するだけではありません。そこにある土を漉き取ったり、入れ替えたり、さらに土壌をはじめとした環境を植物が育ちやすい状態に整える必要があります。

【庭を整地して駐車場に作り替える】
 もともと庭だった場所を整地して、駐車場に作り替える場合があります。その場合は、駐車場に変える部分の庭にある植木や草花を抜き取り、地面を平らな状態に整地してから、コンクリートの基礎を作るなどの作業を始めます。

【庭を整地して物置や建物を建てる】
 庭を撤去して、物置や建物を作る場合は、駐車場に作り替えるのと同じようにごみやがれきを取り除いてきれいにして、地面を平らにします。

【庭を整地して雑草が生えないようにする】
 庭の手入れは、そういった趣味のない人にとっては大変ですし、負担になります。また、年齢を重ねていくと、気持ちはあってもなかなか管理しにくくなってくることもあります。そのようなことから、庭の通路部分や花壇を除いた部分に雑草が生えないように防草シートや砂利を敷く場合があります。この際はとくに除草を念入りに行って、石や植木鉢の破片のようなとがったものもしっかりと取り除きます。それから地面を平らに整えてから、防草シートを敷きます。防草効果を高くするために、その上から砂利を敷くこともあります。

【庭を整地して砂利を敷いて防犯対策とする】
 建物の周囲や外部から侵入しやすい場所から建物にかけて、砂利を敷いて足音が聞こえるように変更すると防犯対策となります。その際も、庭の地面や建物周囲のごみや不要物を除去して地面を平坦にした後、砂利を敷き詰めます。

庭の整地方法のいろいろな種類

 上記のように、庭を整地する目的はさまざまです。また、それらに合わせて、庭の整地方法にはいくつかの種類があります。そこで、庭を整地する際の種類について説明します。

【荒仕上げ】
 建物や庭を解体した際に出た、木片やガラス片、石などを取り除いて、地面を整えるだけの、もっとも簡単な整地方法です。これは解体後の土地をどのように活用するかが決まっていないときに行われることが多くみられます。
 また、手作業で目立った石やがれきなどを取り除く程度で済ます場合や、トンボや竹ぼうきなどを使用してきれいに整える場合とで、同じ荒仕上げでも業者によって整える程度が違ってきます。そのため、手作業で済ますのか、ほうきなどを使って掃き掃除などを行って仕上げるのか、業者に確認しておくとよいでしょう。

【砕石舗装】
 この場合、荒仕上げの後に天然の岩石でできた砕石を地面に敷き詰めます。荒仕上げよりも時間もコストもかかりますが、土地がきれいに整って見え、土地も安定するために土地の売却や新たに建物を建設する際には適した整地です。

【砂利舗装】
 砕石と同様に、荒仕上げの後に砂利を敷き詰めます。砂利を敷くことで、人が歩くと音が鳴って防犯対策になるとともに、雑草が生え杭というメリットがあります。また、砕石舗装よりもコストが抑えられます。

【真砂土舗装】
 真砂土とは、砂状の目の細かい土で、水はけのよさが特徴の1つです。土地を平らにした後、真砂土を敷くことで土地の見た目がきれいに整えられるとともに、ガーデニングを行う際には、真砂土の水はけのよさを活かすことができます。また、真砂土の粒は細かいため、雑草が生えにくくなるというメリットもあります。ただ、耐久性がコンクリート舗装などよりも劣るため、花壇などにする部分、通路にする部分など、整地後の道の用途によって使い分けるとよいでしょう。

【土間コンクリート、アスファルト舗装】
 整地後の土地を、コンクリートやアスファルトで舗装する際は、雨水などがきれいに流れるように土地の高さを均一にしながら水勾配つけて施工します。
 コンクリートはアスファルトよりも耐久性があり、補修の必要はあまりありません。しかし、アスファルト舗装に比べると工期は長く、コストも高くなります。一方、アスファルト舗装は、コンクリートより耐久性が劣り、夏季は路面温度が高くなって路面にゆがみが出ることもあります。それぞれの特徴と設置目的を検討して選択することが大切です。

1社ですべてを済ませたい場合、作業の汎用性が高い解体業者に注目を

 業者選びは、目的や庭の状態によっていろいろな選択肢があることに加え、個々の業者による違いもあり、悩ましいことと思います。
 一般的には、それまでとは異なる趣の庭に作り替える場合は造園業者に、または駐車場や建物を作る場合はリフォーム業者や建築業者に整地を依頼するのが無難ともいえます。うまくいけば、庭の解体から整地、そして施工まで一連で行えるからです。しかし、既存の塀やフェンスなどを解体撤去しなくてはならない場合もあります。また、新たに庭を作り替える際も、その土地の土を入れ替えないといけない、ということもあり得ます。
 当社でも整地だけでなく洋風に変えるといった解体~整地~施工まで行います。また、その土地の土壌が適さないということで、土の入れ替えや漉き取りなど部分的な作業依頼を受け、行うこともあります。その際、庭木の撤去なども行いますし、その木の状態によっては造園業の方々と一緒に作業を行うこともあります。
 もちろん、庭を解体・整地して駐車場を作ったり、フェンスやブロック塀の解体をしたりするのは専門中の専門作業です。こうして弊社のように1社で解体~整地~施工まで行う業者は、施主様にとっても費用も低価格で、作業間の連絡等もスムーズに効率的に済ませられます。
 これらの点を通してみると、解体業の汎用性の高さをご理解いただけるでしょう。余計な費用は使いたくない、できるだけ1社に任せて効率的に進めたい、とお考えの方は、どうぞマトイまでお気軽にお声をかけてください。
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 なおコンクリートブロックやレンガなどは、庭の仕切りなどにも使われる場合があります。これらの撤去方法については、こちらのコラムでも説明していますので、ご覧ください。

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庭の解体・整地と目的物の施工は別々に考えることも必要

 すでに説明したように庭を解体して整地を行うということは、なんらかの目的があってのことです。では、その目的の作業を行う業者が庭の解体から整地、そして目的の作業まで通して行えるかというと、造園業者に駐車場が作れないように、そううまくはいかないことがあります。
 そのため、庭の解体・整地は解体業者または造園業者に依頼し、その後の目的の作業は、それを専門に行う別の業者に依頼するといった形を取ることもあります。例えば、庭を解体・整地して駐車場を作る場合は、解体から整地を解体業者が行い、その後の駐車場つくりはリフォーム会社や外構工事業者に依頼する、という形です。また、庭全体をリフォームしようとするならば、最初から解体業者や造園業者に依頼できるでしょう。しかし、庭の造作によって造園業者だけ、または解体業者だけでは難しい場合があります。どちらに依頼するかは庭の状態などに応じて、それぞれの業者に相談するとよいでしょう。
 マトイにおける庭の解体については、次のコラムでも説明していますので、ご一読ください。

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庭の状態から専門業者を選ぶという選択肢

 庭に庭石がたくさんあるような場合は、解体業者、造園業者、石材業者などに依頼します。また、庭木や植木が多いようであれば、造園業者のような庭木の扱いに慣れている業者を選んだ方がスムーズに進むかもしれません。その庭の状態から、専門業者を選ぶという見方もできます。
 庭石に関してはこちらのコラムでも取り上げていますので、参考になさってください。

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庭の整地はどのように行われる?

 庭の整地は次のような流れで行われていきます。

Step1 
 雑草や石、瓦礫などを除去。
 必要に応じて、植木や置石を撤去したら、雑草や小石や瓦礫を取り除きます。とくに雑草や根元も含めてしっかり取り除かないと、芝生を植えたり砂利を敷いた後からも生えてきて、景観を損ねます。また、芝生などの成長にも悪影響を及ぼします。

Step2
 土壌を改良。
 整地後に芝生を張ったり、植物を植えたりしようとする場合は、土壌の改良が必要なことがあります。土壌を改良するためには、土壌の状態に合わせて次のような方法を行います。
① 植物に栄養を与えて成長を促すための資材である土壌改良剤を土に混ぜます。
② そこの土壌自体が植物の成長に適さない場合は、土の入れ替えを行います。
③ 水はけの状態を確認し、悪いようであれば水勾配をつけて水はけをよくします。

Step3
 土を平坦にする。
 解体後の土地を、周囲の敷地や道路の高さと合わせる際に、敷地の土砂などを一定の高さで漉き取り(=平らに削り取ること)ます。この作業は、とくに駐車場のスペースとしてその土地を活用する際、車の乗り入れがスムーズにできるようにするための作業として必要になります。
 地盤が低い個所や斜面になっている場所などには、土砂を盛り上げる盛り土という作業を行って平坦にします。しかし、盛り土した部分は基礎の支持力に影響します。そのため、そこに建物を建てる場合には、盛り土のなかに砕石を敷き詰めるなど、施工方法を業者と検討する必要があります。

Step4
 土壌を固める。
 平坦になった土地を、転圧機やハンドダンパーなどを使って、土壌をしっかりと固めます。整地する範囲が狭い場合は、板の上から足踏みすることで、土壌を固められます。

Step5
 廃棄物を処理。
 庭の解体・整地後は土や石などが廃棄物として出ます。業者が行った場合は、産業廃棄物として、業者が処理を行います。土や石の廃棄処分は自治体によって引き受けてくれるところ、そうでないところがあります。また廃棄する際の方法も異なりますので、確認が必要です。もし自治体の廃棄物収集に出せない場合は、ご自身で廃棄物処理業者に引き渡すか、造園業者に引き取りを依頼するなどします。

庭の整地費用の目安と追加費用

 施主様として気になることは、どのくらいの費用がかかるのか、ということでないでしょうか。目安となる具体的な金額を知りたいことと思いますが、それは庭の状況などによって変動するため、なかなか難しいことです。

庭の整地費用の目安とそれに影響すること

 庭の整地費用の相場を示すことは難しいですが、強いて示すとすれば1㎡あたり600円前後かかるといわれています。これ以下で済む場合もあるし、これ以上の場合もあります。 
 そこで念頭にしっかり置くべきことは、整地だけで解体や撤去作業が伴わない現場は少ないということです。その場所に物置などがあればその解体・撤去費用、フェンスなどを移動しなくてはならない状況があればその費用等が別に発生します。このほかに、その場所の状況に応じて追加費用が生じることもあることを考えておくことが大切です。
 やはり、概算といえども、ある程度の予算を立てるためには、業者に見積もりを依頼して、具体的な金額を出すことが必要です。

庭の整地で発生する可能性がある追加費用

 庭の整地では、その状況によって追加費用がかかることがあります。追加費用としてよく見られるものとして次の2つについて説明します。

【雑草の除去】
 整地に先立って行われることの1つが雑草の除去です。庭に生えがちな雑草として、スギナ、ドクダミ、笹などがあります。実はこれらは地下茎でつながっていて、表面上は除去したように見えても、生命力が旺盛ですぐに別の場所から生えてきます。そのため、除草剤を散布して枯らす、重機で雑草が生えている部分の草や土を漉きとる、などの方法を取ります。
 なお、整地の前に、自分たちである程度の雑草を取り除き、除草剤を散布することで、この追加費用は削減することができるでしょう。

【石や木の根の除去】
 実は、庭の土を掘り起こしてみると、表面に見えている石や雑草だけでなく地中に大きな石や木の根っこなどが埋まっていることがあります。「そのまま埋めておいていいのでは?」と考える方もいらっしゃいます。そのまま、庭として活用するのであれば、それでも問題はないでしょう。しかし、そうではなく、そこに駐車場や家屋などを新設する場合には、そのままでは基礎が安定しない状態が起こりえます。そのため、整地後の土地の活用に応じては、除去が必要になります。
 この費用は、埋まっている石や木の根の大きさ・重さなどによって異なります。こういった事態が生じた段階で、業者に撤去にかかる時間や費用などを確認して、検討するとよいでしょう。ただ、土地を売却すること等も含めた長期的な視点で考えたら、いずれ除去するものとして、わかった段階で除去しておいた方がよいかもしれません。

庭の整地費用を節約する方法

 庭の整地費用を抑えるポイントは、次の3つがあります。

① 見積りは複数社からとって相見積りを。
 まず業者に依頼する場合は、見積りを取ってもらいます。このとき、1社だけで決めてしまわずに、数社に無料の見積りを依頼してください。そこで出された見積もりを比較検討して、価格や内容、業者の対応などを合わせみて、もっとも対応のよいところ、納得のいくところに依頼してください。

② 不要な植木や植木鉢、除草などは自分たちで。
 整地する部分の植木や置かれたままの使わない植木鉢、そして雑草や小石などを事前に自分たちで取り除いておきましょう。

③ 狭い範囲ならばDIYも可能。
 整地の範囲がさほど広くなければ、DIYで整地することもできます。その場合は「庭の整地はどのように行われる?…」で説明したような流れで進めることができます。ただ、範囲が広い場合、大きな石や植木などが多くあるような場合は、業者に依頼した方が無難でしょう。なお、DIYを行う際の準備や注意点についてはこちらのコラムにも記載していますので、どうぞご覧ください。

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まとめ

 今回は庭の整地を取り上げました。庭のある暮らしは、確かに敷地に余裕がある点ではよいことです。しかし、ライフスタイルは一定ではなく、暮らしとともに変化していきます。そのときどきの事情によって、庭もリフォームしていくことが快適に暮らしていくためには必要です。
 しかし、いずれにしてもそれを支える「地盤」はしっかりした状態に保ちたいものです。私たちマトイは、そんな皆さんの<ライフスタイルを地盤から支えるお手伝いをしている>と自負しています。どうぞ、お庭の整地はもちろんのこと、家屋やお庭の解体、整地など、お気軽にご相談ください。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
解体は初めてのご経験という方、とても多いのではないでしょうか。
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