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解体の付帯工事とは? 追加でかかる費用などを細かくご説明。

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 今回のテーマは「付帯工事」です。でも、「いったい、なんのこと?」と思う方もいらっしゃるでしょう。付帯という言葉を辞書で調べると「おもなものに伴うこと」とあります。この言葉の通り、付帯工事とはメインとなる本体工事に付随して行われる工事のことをいいます。本体以外の工事、実は建築現場でも解体現場でもいろいろなものがあります。今回は、解体工事に伴う付帯工事について取り上げて説明します。

解体工事における付帯工事とは

 工事では、本来の目的である工事を「本体工事」、そしてそれ以外の工事を「付帯工事」といいます。例えば、敷地50坪の場所に延べ床面積30坪の平屋建ての家を建てようとする場合、本体工事は延べ床面積30坪の平屋を建築するための工事です。しかし、そこで生活するにはプライバシーを守るための塀が必要になります。また、塀と家の間にある敷地の表面に砂利を敷き詰めたり、芝を植えたりするかもしれません。こういったものを整えるための工事が付帯工事という扱いになります。
 解体工事では、メインの建物を解体することが本体工事になりますが、ではどのようなものが付帯工事となるでしょうか? まず敷地内を見渡して、家屋以外のものとしてどのようなものがあるかを見てみましょう。庭にある樹木、敷地周りを囲っている塀、物置を裏庭や庭の隅に建てている家も見かけます。そして駐車場など。また、眺めただけではわからない、地中に埋まっているものがある場合、それも撤去する場合は付帯工事となります。
 このように、解体工事を行う場合の付帯工事にはいろいろなものがあります。

解体工事の際に発生する付帯工事の種類と費用

 では、解体工事に際して起こりうる付帯工事としてどのようなものがあるか、具体的に取り上げて説明していきます。

解体工事で発生する付帯工事のいろいろ

【門扉・フェンスの撤去】
 これは一式3万円前後といった設定をしている業者が多いようです。しかし、地表面から上の部分を撤去するだけなのか、コンクリートの基礎部分も撤去するのか、また、門扉やフェンスの材質や大きさなどによっても価格は変動します。施主様はどこのまでの撤去を望むのか、また、見積りに示されている金額が基礎部分の解体を含んでいるのか否かも、しっかり確認する必要があります。
 なお門扉等の撤去については、こちらのコラムでも取り上げています。どうぞご一読なさってください。

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門柱・門扉の撤去方法。気になる費用や工期についてご説明!

【ブロック塀の撤去】
 ブロック塀の撤去は、その材質や塀の大きさ・長さなどによって費用が異なりますが、おおむね1㎡につき5,000円前後みておくといいでしょう。なおこの金額に解体したブロック塀の廃棄物の処分費用も加わっているのが一般的です。しかし、見積り書等にその明記がない場合は確認をして、費用面でもしっかり計画するようにしましょう。
 ブロック塀の撤去にかかる費用の内訳や、段取りなどについてこちらのコラムで詳しく説明していますので、参考になさってください。

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そのブロック塀を解体するとしたら…解体の流れと費用、そして境界線について。

【庭木の撤去】
 庭の広さには関係なく、なんらかの樹木を植えている家は少なくありません。それは子どもの身長ぐらいから、成人男性の身長程度のもの、それ以上の高さのものまでいろいろあるはずです。
 庭木の伐採費用の目安としては、高さが大人の背丈を超えるくらいあると1本15,000円から20,000円前後となることが多いようです。樹木が高い場合や幹が太いものの場合は、重機や高所作業車を使うこともあって、その費用も必要になります。
 また、抜根といって地中に張り渡った根を掘り起こして除去する作業を行うと、伐採と抜根を併せた費用として5万円程度かかります。
 施主様のなかには庭木をご自身で撤去するお考えの方もいることでしょう。その場合は、こちらのコラムでもその段取りなどを説明していますので参考になさってください。

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庭木の伐採、その費用、DIYなど、知っておきたい基礎情報

 ただし、ご自身で行う場合は、切り落とされた小枝が目やその他の体の部分を傷つけたり、周辺にあるものを壊したりすることがあります。十分に注意すること、できればご自身の背丈を越えるものや女性の方の場合は、安全な作業のためにも業者に任せることをお勧めします。なお、家の解体時に一緒に庭木を伐採・抜根する場合について、こちらのコラムでも説明していますので、ご一読なさってください。

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家の解体時に庭木の撤去も一緒に頼める?費用の目安や施主の段取りは?

【庭石の撤去】
 庭石も庭木の場合と同様に大きなものになると、重機や人手が必要になってきます。また、費用の目安としては、庭石1tにつき1万円程度ととらえておくといいでしょう。
 とはいえ、1tの重さの石が実際にどのくらいの大きさの石なのか、なかなかイメージすることが難しいと思います。その大きさをイメージする指標としては、「だいたい1㎥に収まる程度の大きさで3t程度」という基準があります。
 もちろん、1t未満の自分で処分できる程度の大きさの石もあることと思います。そういった場合の処分方法なども含めて、こちらのコラムでも説明していますので、ご覧ください。

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お庭の解体、庭石の撤去、その費用と段取り

【倉庫・物置の撤去】
 家庭用の倉庫や物置はさほど大きなものは少なく、おおよそ1~2坪程度のものだと思います。その場合の解体費用はどのような構造のものであるかによって多少の違いは出てくるものの、1坪当たり2万円から3万円程度が一般的なようです。またDIYで処分をしようと考える方もいらっしゃいます。その場合や、大型倉庫や蔵なども含めての解体の費用な流れなどはこちらのコラムで解説しています。どうぞご覧ください。

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倉庫・物置・蔵の解体の流れや費用は? そしてDIYは可能?!

【井戸や池の埋め戻し】
 普段は気づいていなかったけれど、解体工事に際して古井戸があることがわかった、ということは古い家を解体する際に起こりがちです。古井戸であっても、最近まで使用していた井戸であっても、きちんと埋め戻しておかないとその後の土地の状態に影響します。井戸の埋め戻しは、その深さや立地条件によって費用に差が出ますが、おおよそ10万円前後をみておくといいでしょう。
 また、池を埋め戻す場合は、井戸の場合よりも高くなり、20万円前後となります。これは池を設置したことでその水分で地盤が緩くなっているため、砂利などを使って地盤を固く均等にならす必要があり、そのために費用が高くなります。
 なお井戸や池を埋め戻す際には、お祓いなど慣習的な宗教行事を行う場合があります。簡易的に行う際は、この埋め戻し費用のなかにその費用が組み込まれていたり、2~3万円程度の金額が加算されることがあります。しかし、神職や僧侶を招いてしっかりと行う場合、初穂料として2~3万円、その他の経費が必要となります。
 井戸の埋め戻しについては、こちらのコラムでも説明していますので、詳細を確認なさってみてください。

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使わない井戸。埋める? 壊す? どんな方法で処理できる? そして費用は?

 また、井戸や池の埋め戻しだけでなく、解体工事や建築工事において慣習的な宗教行事としてお祓いなどを行う場合があります。それについてはこちらのコラムで説明していますので、ご覧ください。

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解体にお祓いは必要? その方法や段取りなどをご説明。

【駐車場の解体撤去】
 駐車場には、壁によって周りを囲まれているガレージと呼ばれるものと、周囲が壁に囲まれず解放された状態のカーポートと呼ばれるものとがあります。それぞれ構造や駐車できる台数や広さによって費用の目安は異なります。
 自動車が1台納められる約3坪程度の駐車場では、ガレージの場合は5万円から6万円前後、カーポートでは3万円から5万円前後を目安としておくといいでしょう。
 なお、駐車場解体については、こちらのコラムで詳しく説明していますので、参考になさってください。

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不要になった車庫を解体。気になる費用や段取りは?!

【残置物や不用品の処分】
 解体工事に際して、残置物や不用品の処分は費用に影響を与える大きな要因であるとともに、施主様にとっては実質的に労力を必要とするものといえます。なぜなら、不用品の数々を解体する家屋内に残したままだと、残置物として処分されて、その費用がかさみ、解体費用全体を高くすることになります。ですから、できるだけ不用品や残置物は施主様ご自身で処分することがポイントです。
 できるだけ地域のゴミ回収や粗大ゴミ回収を利用して処分するほか、不用品回収サービスなどを利用しながら行うことをお勧めします。その場合、費用の目安は1㎥あたり1万円程度と思っておくといいでしょう。
 なおマトイでは解体工事をお受けする場合、施主様の不用品等の処分にも対応させていただいていますので、お気軽にご相談ください。
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 また、不用品の処分では廃棄のほかにリサイクルショップやネットオークションなどを活用する方法もあります。そういったことも含めて、具体的な処分のコツなどをこちらのコラムでまとめていますので、参考になさってください。

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解体工事の際に、残していいものはある? 必ず処分した方がいいものは?

解体工事では、付帯工事の費用はどのくらいかかるか?

 前述のように解体工事でも、さまざまな付帯工事が発生します。そしてそれぞれに費用がかかっていくわけですが、その費用を左右する条件があります。それは斜面や足場が悪いといった解体するものが存在する場所の状況やそこの地盤の状態です。これらの要因に応じて重機や高所作業者を準備する、作業員に通常よりも高い危険性が伴う、作業員の人数が通常よりも必要になる、といったことが起こり得て、それらに対応するために費用が高くなることがあるのです。そして費用の幅も大きくなってきます。
 付帯工事の費用については、一般的に工事費用全体の10~15%前後と言われています。しかし、実際にはそれぞれのケースによって異なり、本体工事費用と同じ程度の費用がかかったり、それ以上の金額がかかったりする場合もあります。そのため、見積りの段階で内訳をしっかり確認することが大切です。

~付帯工事費用~
最低でも解体工事費用の10~15%かかると予定しておきましょう。

付帯工事費用を抑えるポイント

 家の解体工事を行う場合、付帯工事は多少なりとも発生します。また、地中埋設物などが工事途中で発見される場合もあるため、予算にある程度の余裕をもっておくことが大切です。それだけに、できるだけ工事費用は安く抑えておきたいものです。そのためのポイントとして重要になってくるのが次の点です。

① 複数の業者に相見積もりを取ったうえで業者を決める。
 まず大切なのは、相見積もりを取って比較検討したうえで業者を決める、ということです。もちろん提示価格は重要ですが、その内訳等の内容を確認すること、内訳を含めて専門知識を持たない施主様の視点に立ってわかりやすい丁寧な見積書であることは、その会社の誠実さを示すことといえます。逆に、提示費用は安かったとしても、見積り書に記載されている項目が大雑把なものである場合、そこにどのような内容が含まれているのかが明記されていないと、後にトラブルに発展する可能性もあります。何よりも不親切です。
 要するに、提示された見積書やそのやり取りにおける業者の対応の善し悪しで、その業者が自分たちの解体工事を任せるに値する会社かどうかも含めて見極めることが重要です。

② 不用品等は地域のゴミ回収などを利用して費用を安く収める。
 廃棄物処分費用は、解体工事のなかでも本体工事に近い割合でかかる費用です。それだけに、不用品をいかに自分たちで処分するかが、全体の費用を安くするためには重要なポイントになります。地域のゴミ回収や粗大ごみ回収を利用することはもちろんのこと、いらないものを友人・知人に譲る、ネットオークションやリサイクルショップを利用して処分することで、費用をかけず、場合によっては処分とともに収益を上げることもできます。

③ 庭の草花やさほど背丈が高くない庭木の伐採など、できるものは自分たちで。
 ガーデニングや庭木を楽しんでいる方のなかには、それを趣味としている方も少なくはありません。そのため、ある程度の処分にも対応でき、趣味として楽しみながら経費節減ができます。また、根付きのまま掘り起こして、同じようにガーデニングや植木を趣味としている人に譲ることで、単に廃棄するのではなく別の場所で成長を続け、楽しむことができます。

④ 助成金の有無を確認して、積極的に活用する。
 自治体によって解体工事等に対していろいろな助成金を備えているところがあります。なかでも住民の安全対策の観点から、老朽化した家屋やブロック塀などの撤去やリフォームに対する助成金がある自治体も多くみられます。解体工事を検討した段階で、それらの有無を確認し、積極的に活用することで費用負担を軽くすることができます。

まとめ

 解体工事に際して発生する付帯工事は、その程度によるものの全体の費用に影響を与えます。しかし、いろいろと発生しうる付帯工事を眺めると、施主様たちの努力で費用を抑えることが可能なものがいろいろとあります。さらに、単に廃棄するだけでなく、人に譲ったりリサイクルしたりして、新たに有効活用することも可能です。
 また、マトイでは、リサイクルについてもネットワークをもっています。相見積もりの段階で費用や対応の細やかさなどを見極めて業者を決めたら、解体工事やその付帯工事などの対応に伴うこともいろいろと相談してみてください。違った視点で、新たな解決方法や費用節約のアイデアが出てくるかもしれません。どうぞお気軽にお声掛けください。
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記事の監修

株式会社マトイ 営業担当菅野

株式会社マトイ営業部の菅野です。コラムの監修をしております。
実際に仕事の中で経験したこと、調べてより勉強になったこと、両方を読んでくださる皆さまと共有できたらと思っています。
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